NL中部地区優勝決定は162試合目へ カージナルスがマジック1

ナ・リーグ中部地区の優勝争いは、首位カージナルスと2位ブリュワーズがともに敗れ、レギュラーシーズン最終日に持ち込まれることになった。カブスに敗れたカージナルスだが、ブリュワーズがロッキーズにサヨナラ負けを喫したため、地区優勝へのマジックナンバーは1つ減って「1」に。明日カージナルスがカブスに勝利するか、またはブリュワーズがロッキーズに敗れれば、2015年以来4年ぶりの地区優勝が決定する。なお、今日の結果によりナショナルズの第1ワイルドカード獲得が決定し、ナ・リーグのワイルドカード・ゲームはナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで開催されることが決まった(ナショナルズの先発はマックス・シャーザー)。

【カブス8-6カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは、先発のアダム・ウェインライトが1回表にカイル・シュワーバーに38号ソロ、3回表にイアン・ハップに10号2ラン、5回表にハップの11号2ランとビクトル・カラティーニの11号ソロと合計4本のアーチを浴び、5回途中12安打6失点と大誤算。5回裏にハリソン・ベイダーの12号ソロとトミー・エドマンの2点タイムリー三塁打で3点を返し、7回裏にはエドマンのタイムリーなどで1点差に詰め寄ったが、直後に8回表に2点を失い、8回裏にポール・デヨングが30号ソロを放ったものの、6対8で敗れた。これで4連敗となったカージナルスだが、ブリュワーズの敗戦により地区優勝へのマジックナンバーは「1」に。明日のレギュラーシーズン最終戦は、エースのジャック・フラハティが先発して必勝を期す。

【ブリュワーズ2-3xロッキーズ】@クアーズ・フィールド

ブリュワーズは、5回表にエリック・テームズの25号ソロで先制し、7回表にはオーランド・アルシアのタイムリー二塁打で2点目。リリーフ陣の好投や野手陣の好守で失点を防ぎ、7回終了時点で2点をリードしていたが、8回裏に5番手のドリュー・ポメランツがイアン・デズモンドに20号ソロ、9回裏にクローザーのジョシュ・ヘイダーがサム・ヒリアードに7号ソロを浴び、同点に追い付かれた。そして、延長10回裏には7番手のマット・アルバースがトレバー・ストーリーに35号ソロを浴び、痛恨のサヨナラ負け。4連敗となった首位カージナルスに並ぶチャンスを逃し、ゲーム差は1のままで、カージナルスのマジックを1つ減らしてしまった。なお、明日カージナルスが敗れてブリュワーズが勝利すれば、162試合を終えて同率首位となり、日本時間10月1日にカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムで地区優勝を決めるワンゲーム・プレーオフが行われる。

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