日ハムは3選手が個人タイトル獲得 最高出塁率の近藤「さらに上のレベルを」

日本ハム・近藤健介、有原航平、宮西尚生(左から)【写真:石川加奈子】

最多勝の有原は「チームのみなさんに感謝」、最優秀中継ぎの宮西は「最低限の結果」

 プロ野球パ・リーグは29日のオリックス-ソフトバンク戦でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定。日本ハムは3選手がタイトルを獲得した。

 打撃部門では、近藤健介外野手が西武勢のタイトル独占を阻止。出塁率.422で自身初のタイトル獲得となった。投手部門では、有原航平投手は15勝を挙げ、こちらも自身初のタイトルとなる最多勝。さらに、宮西尚生投手は44ホールドポイントをマークして2年連続3度目の最優秀中継ぎ投手に輝いた。

 3選手は球団を通じてコメントを発表した。

近藤
「リーグ優勝できなかった悔しさは残りますが、少しでもチームに貢献したいと戦ってきたなかで、結果としてタイトルを獲得できたことは個人的にうれしく思います。周囲のいろいろな方のサポートもあってのタイトルなので、感謝したいです。出塁という部分は自分の役割であると思うし、意識もあったので、最高出塁率でトップに立てたことは素直に良かったです。打率も自分の調子がなかなか上がらないなか、3割という数字を残せたことは来季につながると思います。オフにしっかりとトレーニングをして、来シーズンはさらに上のレベルを目指して頑張っていきたいです」

有原
「投手部門のタイトルを何か獲得できたらいいな、と思っていたので、15勝できたことは良かったです。チームに勝ち星をつけてもらってのタイトルですし、チームの皆さんに支えてもらったことに感謝です。今シーズンはコントロールよく丁寧に投げられたと思います。狙ったコースに意図を持って投げることができましたし、打者の方がくれたアドバイスを投球に生かすことができました。チームとして優勝できなかったことが残念ですし、個人的に来シーズンは負け数を減らして、貯金をもっと増やしたいです。今シーズンの成績に満足することなく、もっとチームの勝利に貢献できるように頑張ります」

宮西
優勝を目指したなかで、Bクラスというのは非常に残念ですが、個人的には手術明けのシーズンで最低限の結果は残せたかなと思います。タイトル獲得はチームのおかげです。野手が点を取って守って、先発投手が投げて、ホールドが取れる。コンディションを整えてくれたトレーナーの方々も含め周囲のサポートがあったからこそ2年連続で獲得できましたし、感謝しかないです。今シーズンも50試合登板することができましたが、数試合失敗もあった。50試合パーフェクトに抑えることが理想だし、最高の目標。いいオフを過ごして来シーズンも良いスタートを切りたいです」(Full-Count編集部)

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