連覇の西武、個人打撃タイトル5部門制覇 2年連続HR王の山川は「悔しい気持ちも」

タイトルを獲得した西武・金子、山川、森、中村、秋山(左から)【写真:荒川祐史】

森&山川&中村&秋山&金子がタイトル獲得、出塁率以外はすべて西武勢

 プロ野球パ・リーグは29日のオリックス-ソフトバンク戦でレギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定した。圧倒的な打力でパ・リーグ2連覇を達成した西武は、打撃部門で出塁率以外の全てのタイトルを獲得。5選手が喜びの声を上げた。

 森友哉捕手は打率.329で捕手としては史上4人目の首位打者に輝く快挙を達成。山川穂高内野手は43本塁打で2年連続のホームラン王に。2シーズンで計90本塁打を放った。

 打点王は中村剛也内野手。打撃タイトル獲得は、2015年に本塁打と打点の2冠に輝いて以来4年ぶりで、計10個目の個人タイトル(打点王は4度目)となった。本塁打王の山川(120打点)と熾烈な争いを繰り広げたが、123打点をあげて3点差で競り勝った。

 日本球界を代表する“安打製造機”の秋山翔吾外野手は179安打で3年連続4度目の最多安打をマーク。金子侑司外野手は41盗塁を記録し、53盗塁をマークした2016年以来、自身2度目の盗塁王に輝いた。

5選手の歓喜の声は…中村は「素直に嬉しい」、秋山は「ほっとしたところも」

 5選手のコメントは以下の通り。

○森友哉捕手(首位打者賞:打率.329)
「今年は1年通してキャッチャーとして試合に出していただいた中で、首位打者のタイトルを取ることができ、本当にうれしく思います。今季のヒットを振り返ると、いいところで打つことができたと思いますし内容があったと思います。これから続く大事な戦いでも、いいところで打ちたいです!」

○山川穂高内野手(最多本塁打者賞:43本)
「目標にしていたタイトルなので素直にうれしいです。ただ、僕としては50本塁打を打つと開幕前から言っていたので、正直悔しい気持ちもあります。これからのCS、日本シリーズでは、チームの勝利につながるホームランを打ちたいです」

○中村剛也内野手(最多打点者賞:123打点)
「打点王は素直にうれしいです。シーズンを通して僕の前を打つ選手たちが塁に出てチャンスを作ってくれたなかで、『そのランナーをかえす』ということを意識して打席に入った結果だと思います。ただ一番うれしいのは、その積み重ねで優勝することができたこと。これからのCS、日本シリーズでもチームが勝つためにしっかり打点をあげていきたいと思います」

○秋山翔吾外野手(最多安打者賞:179安打)
「今年もこのタイトルをとれたことは、うれしさもあり、ほっとしたところもあります。一番多く打席に立つ機会をあたえてくれたチームの皆さんに感謝します」

○金子侑司外野手(最多盗塁者賞:41盗塁)
「今年は盗塁王を目標にシーズンに臨みましたので達成できてよかったです。
また、自分の持ち味である“足”で1番がとれたことを本当にうれしく思います」(Full-Count編集部)

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