信濃は栃木に敗れBCリーグ制覇逃す 柳澤監督「心の甘さ。負けるべくして負けた」

BC信濃・柳澤監督【写真:細野能功】

バント失敗などミスも響く「バントを一発で決める栃木さんに教えられた」

 ルートインBCリーグ西地区の覇者・信濃が東地区優勝の栃木に完敗した。BCリーグ年間王者を決めるリーグチャンピオンシップ第4戦は29日、小山運動公園野球場で行われ、信濃は栃木の先発・若松に抑えられ、打線もミスを繰り返して1-4で敗れた。

 7回までわずか2安打。8回にペレスに一発が出たが、3点を追う9回は金本に3者連続三振に封じられた。7回に2連続四球から無死一、二塁としたが、9番・安野の投前バントは三塁封殺に。「バントを一発で決める栃木さんに教えられた。ここ一番でできるかどうか。勝負は厳しい。心の甘さが出て、負けるべくして負けた」と柳澤監督は振り返った。

 地元で連敗し、敵地に乗り込んだ28日の第3戦は2度のリードを追いつかれて引き分け。「相手がどうのより、自分たちの野球ができていない」と試合前に嘆いていた指揮官だが、試合後は「(この敗戦を)今後の野球人生にプラスにしてほしい」と絞り出した。(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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