J1湘南は29日、平塚市内でクラブとサポーターが意見交換する「クラブカンファレンス」を臨時で開催した。選手、スタッフに対するパワハラ疑惑により活動を自粛しているチョウ貴裁監督について、真壁潔会長は「調査が終わったのであれば、自粛を解くべき。さらに長くなるのなら、一クラブとして動きたい」との考えを明らかにした。
約750人のサポーターに騒動の経過が報告され、真壁会長は「一個人(の立場)が45日間も宙ぶらりんなのはどうなのか」と心境を語った。リーグによる関係者への聞き取り調査は終了しており、10月上旬には方向性が示される見通し。
自粛中のチョウ監督の様子について、同会長は「長期的な離脱によって精神的に疲れている」と説明。本人が「自分がやらないほうがいいんじゃないか」と話していることも明かした。
また、クラブ独自の再発防止策も公表。精神分野に知見のある専門家など、弁護士以外の人材を登用した外部の相談窓口を複数設置することを検討しているという。