のんが稲穂になって純情な気持ちを叫ぶ!「絶対負けない。むしろありがとうだよ!」

JA全農いわては、女優ののんを起用した、いわて純情米の新CM「稲の想い」篇を10月1日から放送する。

CMは、のんが稲穂として登場し、激しい雨の中、水田の中にたたずみながら稲穂の純情な気持ちを力強く叫ぶという内容。自然の恩恵を強さに変える稲穂の純情な気持ちを、何事にも負けず純情で真っすぐなのんが伝えることで、岩手県が誇る澄んだ空気、元気な土、清らかな流れ、そして生真面目なまでに純粋な情熱を持った農家が丹精込めて育てた、いわて純情米の魅力を表現している。また、“純情”米にかけて、楽曲はSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」を採用。岩手出身の世界初の4兄弟バンド・SaToMansionのボーカル・佐藤和夫がカバーしている。

CMは、激しい雨風の中、厳しい表情を見せる稲穂役ののんが、水田の中にたたずむシーンからスタート。「絶対負けない。むしろありがとうだよ!」と稲穂の気持ちを力強く叫ぶと、天気が徐々に回復していく。少し表情が明るくなってきたのんが「自然と、愛でできている」と叫ぶと、のんの顔の近くにトンボが飛んでくる。驚きながらも、「いわて純情米」と笑顔で語りかけて幕を閉じる。

撮影では、14トンもの水を使用した水田の上に、雨が降り、風も吹く特殊なスタジオセットが組まれた。稲穂役は初めてだと言うのんは、監督との映像確認中でも表情は常に真剣で力強く、最初から最後までしっかりと稲穂役を演じきっていた。また、撮影日がのんの誕生日と近かったことから、撮影後にのんと田んぼのイラストが描かれたバースデーケーキでサプライズ。「すご~い」と驚くのんは、撮影中とは打って変わっていつもの笑顔を見せ、場を和ませた。さらに、CM撮影後のグラフィック撮影では、CMとは一転、稲穂色の緑の衣装を身にまとったのんが、稲穂のようにゆらゆら揺れるポーズを取りながら楽しそうに笑顔で臨んでいた。

撮影後にのんは「すごく楽しかったですね。水の中に入って、そこから生えている稲穂としてやらせていただいたので、『絶対負けない!』と叫ぶのは気持ちいいなと感じました」と振り返り、稲穂を演じたことについては「どんな状況に置かれても、ぐんぐん育つんだ! という強い気持ちを持って、一生懸命育ってくれているのが良く分かりました」と感想を述べた。また、水田の中で激しい風雨に打たれる撮影に挑んで、「目に水が入ったりしたんですけど、それが『むしろありがとう』なんだという稲穂の気持ちというのを体感できました。それがお米を宣伝していく身として稲穂の気持ちが分かったというのは大きかったなと思います。どんな時でも愛を持って頑張っていくんだという強い気持ちが、岩手の皆さんの気持ちともリンクした気がして、すごくすてきなCMだなと思いました」とたくましく育つ稲穂と岩手県への思いを明かした。

さらに、CMの中で「絶対に負けない」というセリフがあるが、自身にとって絶対負ないことを聞くと、「私は何かをやりたいと思った時に、それに向かって難しいことを考えずにビューンと突き進んでしまうタイプなので、後先考えずにやりたいことに向かっていく力というか、やり遂げるまで止まらない暴走機関車というか(笑)、そんなところは誰にも負けないと思います」と強い意志をにじませた。

最後に、今後、新たに挑戦したいことについては、「今回、初舞台で『私の恋人』に出させていただくんですけど、この舞台は音楽劇なのですが、次はミュージカルにも挑戦したいなとすごく思いますね。私は、シャーリー・マクレーンにすごく憧れていて、映画『スイート・チャリティー』での役のように、明るくて、ちょっとダメな女性を面白おかしく、歌って踊って演じられるミュージカルに挑戦してみたいなと思います。踊れないんですけど(笑)、すごく憧れます」と意欲を語った。なお、インタビューは初舞台前に実施され、舞台は終了している。

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