アストロボティックとスペースビット、英国初となる月への商用貨物輸送に関する合意締結を公表

アストロボティックとスペースビット、英国初となる月への商用貨物輸送に関する合意締結を公表

イギリスに本社を置くスペースビットが、設立以来初の月への商用貨物をアストロボティックの2021年のペレグリンミッションに積載することで合意

AsiaNet 80743

【ニューポート、ウェールズ、2019年9月26日、PRNewswire】スペースビット(https://spacebit.com/)が、英国宇宙会議(The UK Space Conference)2019においてアストロボティックとの合意書に署名し、2021年に発射されるペレグリン月着陸船を利用して商業用・科学研究用の月面探索を開始すると大々的に発表しました。

アストロボティックのペレグリン月着陸船は、フロリダにあるケープ・カナベラル空軍基地のロケット発射施設第41号からヴァルカン・ケンタウロスロケットに載せて発射されます。この月着陸船は、アポロ号以来アメリカが初めて宇宙に送り出すものとなります。

今回の合意は、月への商業運送事業を実施している企業に関してスペースビットが行った調査において、アストロボティックが月着陸船事業において世界で最も技術的に秀でた会社の一つであり、世界を牽引する企業としての位置づけを確認したことを受けてのものです。この発表によりスペースビットは、アストロボティックの第一回ペレグリンミッションに向けてすでに署名されている16の契約書一式にその名を連ねることとなります。

スペースビットCEOのパブロ・タナスユク氏は、「アストロボティックと共にこのミッションに参加することができることを大変嬉しく思います。今回のミッションは、イギリス初の月への貨物運送事業となり、大英帝国の商業用宇宙探索における新時代の幕開けとなるものです。」とコメントしています。

「アストロボティックは、スペースビットが月に初めて送る荷物を届ける役割を担えることを光栄に思います。スペースビットは月に関するとても興味深い事業を開拓しました。詳細を知るのが楽しみです。」とは、アストロボティックCEOのジョン・ソーントン氏の弁です。

アストロボティックについて

アストロボティック・テクノロジー株式会社は宇宙ロボティックを専門とする会社で、世界中の人々が宇宙をもっと身近に感じられるようにすることを目的としています。ペレグリンと名付けられた同社の月着陸船は、1キロ当たり120万ドルで 企業、政府、大学、非営利組織そして個人向けに月への配達事業を行っています。アストロボティックは2019年5月に、2021年に7950万ドルで月への運送をする契約実施事業者としてNASAから選定されました。同社はさらに、NASAとの30件の商業技術契約(契約期間満了のものを含む)、エアバスDSとの商業提携契約、そしてDHLとの企業支援契約を結んでいます。アストロボティックはNASAの月面カタリスト(Moon CATALYST)事業の公式提携事業者でもあります。アストロボティックは2007年に設立され、本社はペンシルベニア州ピッツバーグにあります。

スペースビットについて
スペースビットはイギリスに拠点を置く私有企業で、宇宙関連のデータ分析ツールや、AI最先端マイクロロボティックスを含めた宇宙探索ロボティック概念を専門としています。同社は商業向けの持続可能なデータや宇宙探索におけるロボティクスビジネスの創造を使命としています。スペースビットの工学手法は、低コストの惑星探索ソリューションを提供することを主眼としています。 同社は、産業や学術界に新しいチャンスを創造すること、将来新しいインフラや月やその他の惑星といった資源を商用利用するモデルの開発に貢献することを目指しています。スペースビットは分散台帳技術を使って新しいデータモデルを創り出し、宇宙へのアクセスを一般化することにも尽力しています。

アストロボティックに関するお問合せ: Carolyn Pace
carolyn.pace@astrobotic.com
+1(412)682-3282

スペースビットに関するお問合せ: Anastasiia Sivolodska
contact@spacebit.com
+44-113-328-0599

ロゴ: https://mma.prnewswire.com/media/1001285/Spacebit_Logo.jpg
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(日本語リリース:クライアント提供)