戦争犠牲者らを合唱で鎮魂 レクイエム・プロジェクト 来月、初のポーランド公演

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 戦争や自然災害の犠牲者への鎮魂の思いを合唱を通じて表現する「レクイエム・プロジェクト」は、10月18~27日、初めてのポーランド公演に臨む。同プロジェクトの海外公演は3年ぶり4回目で、長崎から参加する約30人を含む約130人がポーランドに渡り、世界遺産の教会などで歌を響かせる。
 同プロジェクトは大阪府出身の作曲家、上田益(すすむ)さん(63)が主宰する市民参加型のコンサート。2008年、阪神大震災の被災地、神戸で発足し、被爆地の長崎と広島、東日本大震災の被災地の仙台などに広がり、現在は7カ所で活動している。
 ポーランドでは世界文化遺産の「シフィドニツァの平和教会」やワルシャワ大学など5カ所で公演する予定。今年は日本とポーランドの国交樹立100周年、ドイツのポーランド侵攻から80年という節目の年でもあり、上田さんは「平和への祈りを歌に託し、核兵器廃絶や平和への思いを新たにしたい」と話す。
 長崎では12年から活動。被爆者や被爆2世など約90人が在籍し、現在はポーランド公演に向けた最後の練習に力を入れている。被爆75年となる来年は長崎市の浦上天主堂で総勢200人によるコンサートを開くことを計画している。