サウジアラビアが観光ビザを発表

サウジアラビアが観光ビザを発表

AsiaNet 80798(1865)

【リヤド(サウジアラビア)2019年9月28日PR Newswire=共同通信JBN】リヤドにある国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産のディルイーヤでの歴史的イベントで、Saudi Commission for Tourism and Heritage(サウジアラビア観光・遺産委員会)会長のアーメド・アル・カティブ閣下はサウジアラビア王国への観光ビザ開始を発表した。

現在、ビザ申請は世界中のサウジアラビア大使館と領事館で行うことができる。

49カ国の市民は、オンラインで電子ビザを申請したり、サウジアラビア到着時にビザを取得することもできる。専用オンラインポータルvisitsaudi.com が立ち上げられ、空港で電子発券機が利用可能になった。

以下は、到着時に電子ビザとビザを申請する資格がある49カ国である。

米国 カナダ カザフスタン
シンガポール ブルネイ ニュージーランド
韓国 日本 スペイン
ベルギー マレーシア オーストリア
キプロス 英国 クロアチア
エストニア アンドラ デンマーク
ドイツ ブルガリア フランス
ハンガリー チェコ オランダ
イタリア フィンランド アイルランド
リトアニア ギリシャ リヒテンシュタイン
モナコ アイスランド マルタ
ポーランド ラトビア ノルウェー
ロシア ルクセンブルク ルーマニア
スロベニア モンテネグロ スロバキア
スイス ポルトガル スウェーデン
オーストラリア サンマリノ ウクライナ
中国(香港、マカオ、台湾を含む)

観光ビザは、1回の入国につき最長3カ月間滞在でき、訪問者はサウジアラビアで年間最長90日間滞在することができる。ビザは1年間有効で、複数回入国することができる。

電子ビザまたは到着時のビザ申請費用は、440サウジリアル + VAT(付加価値税)。

サウジアラビアは、電子ビザ制度をやがて他国にも拡大する意向である。

新しい観光ビザの詳細情報シートは以下で入手できる:(https://www.dropbox.com/s/o18xw7ultr5lrsw/Tourist%20Visa%20Factsheet.docx?dl=0

▽願望

サウジアラビアを観光に開放することは、同国経済を多様化し、石油への依存度を減らすことを目指すVision 2030の実施における重要なマイルストーンである。

サウジアラビアは2030年までに年間1億人の国際・国内宿泊客を達成し、巨額の海外・国内投資を誘致し、最大100万人の雇用を創出すると見込んでいる。

2030年までに、同国GDPへの観光業の貢献度を現在のわずか3%から最大10%に引き上げることを目指している。

▽見どころ

まだ探訪されていない遺産、オーセンティックな文化体験、息をのむような自然の美しさを求める訪問者は、サウジアラビアの宝の数々を発見して驚き、喜ぶだろう。

サウジアラビアの観光名所は以下の通り:

*5つのユネスコ世界遺産と1万の歴史的に興味深い記録されたサイト。
*それぞれが独特の文化史と料理の伝統を持つ13の地域。
*ダーランのKing Abdulaziz Centre for World Culture(アブドゥルアジズ国王世界文化センター)、彫刻公園、アートギャラリー、ファッションショー、文学イベント、2020年3月の初の紅海国際映画祭などの現代文化シーン。
*アスィールの緑深い山並み、紅海の透明で澄んだ水、雪に覆われたタブークの冬の平原、空虚の地(ルブアルハリ砂漠)の刻々と姿を変える砂地など驚くほど多岐にわたる景観
*未来都市NEOM(ネオム)、リヤド付近のエンターテインメント都市Quiddiya(キッディヤ)、紅海沿いの一連の高級デスティネーションなど、建設中の多数の新たなデスティネーション。

サウジアラビアの観光案内のデスティネーション・ファクトシート、写真、およびビデオ映像は、(https://www.dropbox.com/sh/n7pzqw80fh6ls3w/AAC1TObifSgxtJSbNErdVtTaa?dl=0) を参照。

▽部門開発戦略

確固としたセクター開発戦略は、新しい観光ビザ制度開始を支えている。

2019年から2022年までのプログラムの第1段階では、初めての訪問者に「サウジを発見する」よう引き付けることに重点が置かれる。

2022年以降のプログラムの第2段階では、訪問者を「サウジを体験すること」へ誘導することが焦点となる。

第1段階の一環として、20を超える新しい観光地が開発され、訪問者がサウジアラビアの隠れた宝を発見する選択肢と機会が劇的に拡大する。

第2段階の一環として、NEOM、Amaala、紅海プロジェクト、Al-Ula、Quiddiya、ディルイーヤなど、サウジのギガプロジェクトの完全な開発が開始される。

サウジアラビアのアプローチを支えているのは、以下のさまざまなイニシアチブである:

*観光部門向けの包括的な立法、認可、検査の枠組みの開発。
*同部門の主要職種のスタッフの募集・訓練を促進する意欲。
*パートナーシップを促進し、より豊かで多様なビジター体験を提供する民間部門関与プログラム。
*二国間航空協定の拡大と、サウジアラビアを対象諸国と結ぶ新しい国際航空路開設。

アーメド・アル・カティブ閣下は観光ビザ開始発表の際、以下の通り発言した:

「今夜、われわれは歴史を作る。初めて、世界中からの観光客にわれわれの国を開放する。サウジアラビア訪問を考えている人は、世界のどこよりも暖かい歓迎を受けることができ、土地の富を共有することを誇りに思う人々を見つけることができる。間違いなく、これはVision 2030が活動中である。 国王陛下と皇太子殿下のリーダーシップの下、われわれは今後数十年にわたり成長の動因となり経済を多様化させる非石油部門を実現し、それを加速させる。サウジアラビアは開かれつつある。われわれは経済を開放しつつある。われわれは社会を開きつつある。今、われわれは自宅の扉を開け、世界中のゲストに心を開く。さあ、サウジを訪れて下さい。そして、アラビアへようこそ」

編集者注

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総合情報パック:(https://www.dropbox.com/sh/n7pzqw80fh6ls3w/AAC1TObifSgxtJSbNErdVtTaa?dl=0

画像バンク:(https://www.dropbox.com/sh/v6q9wd0nrc8nycv/AABF-XCEGIJaiMlf6A1SO3Bea?dl=0

Bロール映像:(https://www.dropbox.com/sh/nmfdr5cyhestapc/AACyVxe5CiTv7a-yk3oDjuJCa?dl=0

サウジアラビアの主要な観光名所の幾つかについてのファクトシート:(https://www.dropbox.com/sh/hz5rdoqz4m589qq/AAD8FcTW0SgacypcI43TBRZva?dl=0

ソース:Saudi Commission for Tourism & National Heritage