アニメ「ラディアン」第2シリーズは「少しだけ大人になった」

NHKEテレで10月2日スタートのアニメ「ラディアン」第2シリーズ(水曜午後7:25)の試写会が行われ、主人公セト役の声優・花守ゆみり、オコホ役の渕上舞が出席した。花守は「セトは大きな戦いと自分の葛藤を乗り越えてきたので、少しだけ大人になったのかなという表情をしています。また、自分の兄かもしれないピオドンの存在もあり、新しい場所に旅立ちます」とアピールした。

同アニメはトニー・ヴァレント氏によるフランスの同名少年漫画を原作に、魔法使い少年・セトが空からやってくる怪物・ネメシスから世界を救おうとする冒険ファンタジー。第2シリーズでは宿敵の異端審問所に勝利し、仲間の魔法使いの少女・メリ(悠木碧)、情報屋のドク(大畑伸太郎)らと別れたセトが、ネメシスの巣“ラディアン”の手掛かりを握る魔法使いの本拠地へと向かい新たな戦いに挑むストーリーが描かれる。

花守は「セトは1期では無垢(むく)な少年だけど、どこか無鉄砲さもある、とても真っすぐですてきなキャラクターでしたが、2期では自分の闇と向き合うことになり、沈んでいってしまうシーンもあります」と新たな展開が描かれることを明かし、「明るい彼でもここまで悩んで弱ってしまうのだと、演じていて驚きましたが、周りの助けでまた立ち上がります。また一歩強くなっていく姿、純粋さだけでなくいろんな色が混じりあって大人になっていくところは共感してもらえるはず」と成長する姿が見どころになると訴えた。

また、第2シーズンから登場する魔法騎士志願者の少女・オコホ役の渕上は「とても明るく元気で活発、頼りがいのある女の子です。こういうキャラクターを演じる機会はこれまで少なかったので、私自身がオコホのテンションについていけるか不安な部分もありましたが、頑張っていきたいです」と意気込みを明かし、「オコホの一番の魅力は場面ごとにコロコロと表情が変わるんです。この作品は激しいバトルだけでなく、コミカルなギャグシーンも魅力です。オコホはクールな格好いい女性に見えますが、ふたを開けてみるとセトたちとじゃれあったり、いろんな表情を見せるんです」とオコホ役の魅力を語った。

© 株式会社東京ニュース通信社