小児がん家族の居場所に 宮崎ファミリーハウス設立10年

ファミリーハウスの居室で運営について話し合う牟田寿恵代表(中央)らメンバー。家族の負担を和らげようと活動に励む=宮崎市淀川1丁目

 小児がんなど小児の患者や家族らに宿泊場所を提供する、宮崎市の市民団体「宮崎ファミリーハウス」(牟田寿恵代表)が設立から10年を迎えた。同市のマンションの部屋を活用し、これまでに234人が利用。遠方からの通院や入院、付き添いで大きなストレスを抱える患者や家族のよりどころになっている。スタッフは「もっと多くの人に知ってもらい、利用してもらいたい」と気持ちを新たにしている。

© 株式会社宮崎日日新聞社