消費税率10%へ、運賃値上げ前に「少しでも安く購入」 主要駅、定期券購入などの利用客らで長蛇の列

©株式会社埼玉新聞社

1日の消費増税を前に「みどりの窓口」には定期券や新幹線の切符を購入する利用客で長蛇の列ができた=30日午後6時50分ごろ、さいたま市浦和区のJR浦和駅

 消費税率が1日、8%から10%へと上がった。税率引き上げは2014年4月以来、5年半ぶり。日用品や公共料金など幅広い商品・サービスの価格が一斉に上がる一方、国内で初めて軽減税率制度が導入され、飲食料品などの税率は8%で維持される。税収増は、幼児教育・保育の無償化や低所得の年金生活者への給付金支給といった社会保障費に充てられるが、国民生活には年間2兆円程度の負担増になる見通しだ。

 10月1日の消費増税に伴い運賃が値上げされることもあり、埼玉県内の主要駅では30日、定期券の購入などに訪れる人で長蛇の列ができた。

 さいたま市浦和区のJR浦和駅では午後6時ごろから、学生や帰宅途中の会社員らが、定期券や新幹線などの切符を買い求めようと次々に訪れた。みどりの窓口や券売機にはその時間帯で最大40~50人が並んだ。駅構内には「直前は大変混雑します」との案内の紙が張り出されていた。

 同区の40代男性会社員は、浦和―大宮間の来年1月上旬までの定期券を券売機で継続購入した。「少しでも安い方が良いと考え購入した。増税後はキャッシュレスも活用しつつ、節約できればと思う」と話した。