医療機器卸2社 持ち株会社設立 1年後めどに合併目指す

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持ち株会社クロスウィルグループの本社所在地となる源川医科器械の本社=新潟市中央区

 経営統合への手続きを進めていた医療用機械器具卸で新潟県内1位のジェイメディカル(新潟市東区)と2位の源川医科器械(同市中央区)は1日、共同株式移転による持ち株会社「クロスウィルグループ」を設立した。1年後をめどに両社を合併させる方針。経営基盤の強化と合理化で競争力を高め、在宅医療向けサービスなど新たな展開も目指す。

 クロスウィルグループは、代表取締役会長にジェイメディカルの阿部篤仁社長が、代表取締役社長に源川医科器械の斎藤洋社長がそれぞれ就任する。本社は源川医科器械の本社に置く。資本金は5千万円。両社の子会社を含むグループ全体で、売上高は560億円規模となる。

 医療機器販売業界では近年、国の医療費抑制などを背景に全国的な再編が進む。経営効率化を進める病院側の要望や、高度化する最新機器への対応も求められている。このため両社はことし1月、経営統合に向けて協議することで基本合意。公正取引委員会の企業結合審査を4月26日にクリアした。

 今後は営業体制など合併後の具体的な事業の在り方を検討する。得意とする分野を生かし、発注や在庫管理、配送などを共同化する方針。需要が高まる在宅医療や新たな営業エリアなどの戦略構築も図る。両社は「合併に向けた検討が加速する。医療機器の安定供給と迅速なサービスを担い、従来の規模ではできなかった事業にも進出したい」としている。