長崎の介護施設 80人食中毒症状 1日間の調理業務停止

 長崎市は30日、同市上黒崎町の介護老人保健施設で製造、提供された弁当を食べた8~102歳の男女80人が食中毒の症状を訴えたと発表した。共通した食事が弁当しかなかったことなどから、市保健所は弁当が原因と断定。同日から1日間の調理業務停止処分とした。症状はいずれも軽症で、全員が回復しているという。
 80人は21日、同施設であった敬老会でエビや野菜の煮物などが入った弁当を食べ、翌22日にかけて下痢や腹痛などを発症した。うち36人の便などから食中毒を引き起こすウエルシュ菌を検出した。
 長崎県内で食中毒が確認されたのは今年15例目。

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