【横浜DeNA】中川大ら10選手に戦力外 綾部「迷惑をかけ申し訳ない」と涙

横浜DeNA・綾部=横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンド(2018年10月)

 横浜DeNAベイスターズは1日、中後悠平投手(30)、中川大志内野手(29)、綾部翔投手(22)、田村丈投手(26)、西森将司捕手(31)ら10選手に来季の契約を結ばないことを通告した。

 中後はロッテ~米マイナーリーグを経て昨季途中にベイスターズに入団し8試合登板。今季は4試合で防御率3.38だった。「チャンスをものにできなかったのは自分の責任。戦力外は3回目。家族と話し合いたい」と話し今後は未定とした。

 中川大は17年に楽天から戦力外通告を受け18年に加入した。今季の出場数は昨季47試合から大幅減の3試合で「チャンスをもらえるような成績を残せなかった。戦力外は覚悟していた」と、現役を退く考えだ。

 このほか寺田光輝投手(27)、狩野行寿内野手(25)、松尾大河内野手(21)、青柳昴樹外野手(22)、水野滉也投手(25)が戦力外通告を受けた。

◆謹慎中の綾部「迷惑掛けて申し訳ない」

 戦力外通告を受けた綾部はこの日、横須賀市の2軍施設を訪れ、「戦力外は仕方ないと思っていた。球団の関係者に迷惑を掛けてしまったのが一番思うところです。申し訳ない」と涙を流した。

 茨城・霞ケ浦高から2015年にドラフト5位で入団。2年目にプロ初勝利を挙げ、将来が期待された右腕だった。ことし7月、県青少年保護育成条例違反の疑いがあるとして、球団から無期限の謹慎処分を受けていた。

 この間は、ボールはほとんど握らなかったが、ランニングなどは続けていたという。今後について「この2カ月間、考えたけど何も出てこなかった。野球を続けるか続けないか、いろんな人に相談して決めたい」と話した。

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