美人を作る岡山の隠れ名湯「美作三湯」って知ってる?
岡山県には美人を作ると言われる温泉地があることをご存知ですか?
その名も「美作三湯(みまさかさんとう)」。
岡山県の北部美作地域に位置する湯原温泉・奥津温泉・湯郷温泉の3つの温泉地の総称です。
それぞれの温泉にはどんな特長があるのでしょうか?
湯原温泉は、絶景が楽しめる天然の露天風呂
湯原温泉(岡山県真庭市)は、温泉が地下から自然と湧き出る自噴泉で有名な温泉地。
川底から砂を噴き上げながら湯が湧く天然の露天風呂「砂湯」は、過去に全国の露天風呂番付で「西の横綱」と評されたこともあります。
温泉のほか、“はんざき”と呼ばれる国の特定天然記念物に指定されているオオサンショウウオの生息地としても有名です。
奥津温泉は、大名が好んだ風情漂う温泉地
奥津温泉(岡山県苫田郡鏡野町)は、江戸時代の大名が目をかけていた温泉地として有名です。
かつて大名が別荘を作ったこともあり、厳かな雰囲気が漂い、歴史の古い温泉街としての風格が残っています。
立ったまま温泉水で洗濯をする「足踏み洗濯」は、奥津温泉のシンボルです。
今もその様子を実演していますので、奥津温泉に訪れた際にはぜひご覧ください。
湯郷温泉は、美肌作りの湯
湯郷温泉(岡山県美作市)は、1200年前に白鷺が足の傷を癒していたと言われる温泉です。
無色透明の湯で、美肌作りの湯として女性に人気。
日帰り温泉や無料の足湯温泉などもあり、気軽に友人や家族と楽しめるスポットが充実しています。
車で15分ほど南下したところにある美作農園ではフルーツ狩りも楽しめます。
湯郷温泉の女将と作ったプリン「湯郷美人」もお土産にぴったりです。
わいわい楽しめる!美作三湯でアートに触れられるイベント「美作三湯芸術温度」が10月5日より開催
そんな岡山県北部の温泉郷で、10月5日より県内外のアーティスト24名の作品を25か所で展示するアートイベント「美作三湯芸術温度」が開催されます!
“芸術”というと展示会場で静かに鑑賞するイメージがありますが、このイベントではわいわい意見を言い合いながら温泉地をめぐることがコンセプト。
お子様連れも楽しく参加できちゃう内容です!
展示場所は、宿の中や公園、道など様々。
目を引く作品ばかりで、写真映えするアートも多数登場します。
たとえば、松岡徹さんの作品。
上記の画像はイメージですが、はんざきの隣で足湯できる立体的な作品が展示されます。
一緒に足湯に浸かっている写真を撮っても楽しいかもしれません。
<展示予定場所:湯原温泉の「ゆばら湯っ足り広場」、奥津温泉の「池田屋 河鹿園」>
続いて、高木敦基さんの作品。
上記の画像は、2016年開催時に「ゆばらの宿 米屋」に展示した洗濯ばさみを使用した作品。
日常のモノを使用して立体感のある作品を作るアーティストで、今も「ゆばらの宿 米屋」で見ることができます。
今回は新たな作品を展示予定です。
<展示場所:湯原温泉の「ゆばらの宿 米屋」>
最後に、徳持耕一郎さんの作品。
硬い鉄筋だけで作られた作品。
黒一色の線にも関わらず、今にも動き出しそうな柔軟な線は、間近でご覧いただきたい作品です。
<展示予定場所:奥津温泉「潮音の宿」前のガードレール、湯郷温泉「リゾートイン湯郷」>
このほか、多数アーティストの作品が展示されます。
専用ハンドブックを活用すればお得な楽しみ方も!
期間中、「美作三湯芸術温度」専用のハンドブックも各温泉地の観光案内所で配布。
ハンドブックにはアートの展示場所が明記されているほか、スタンプラリー用紙にもなっていて、クリアするとプレゼントに応募できます。
ハンドブックを持ていれば、泊まっていない宿にも足を踏み入れやすいため、アートを楽しみながら他の宿の雰囲気も知れちゃうというお得な使い方も。
次回の旅行の宿探しにも役立てられる一石二鳥の活用方法です。
季節の移り変わりを感じられる岡山の温泉に一度訪れてみては?
本イベントは、2020年1月13日まで。
四季の移り変わりが感じられるこの温泉郷に、秋と冬の2回に分けて訪れるのもオススメです。
季節で表情の異なる“美人”の湯とアートに出会えるかもしれません。
「美作三湯芸術温度」概要
開催期間:2019年10月5日(土)~2020年1月13日(月・祝)
開催場所:岡山県 美作三湯(湯原温泉・奥津温泉・湯郷温泉)の温泉宿等25か所
問い合わせ先:岡山県 環境文化部 文化振興課 TEL 086-226-7903
URL:http://mimasaka-bibibi.jp/web/index.cgi?c-artist-list