【ベトナム】安川電機、ホーチミン工科大にデモ機を寄贈[製造]

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ホーチミン市工科大学に寄贈した産業用ロボットのデモ機について説明する安川電機ベトナムの田中毅社長=1日、ホーチミン市

安川電機(福岡県北九州市)の現地法人、安川電機ベトナムは、ベトナム国家ホーチミン市工科大学に産業用ロボットのプログラミングなどを学べるデモ機6セットを寄贈した。寄贈に伴い、同大学内に安川電機の産業用ロボット技術を学べる「安川メカトロラボ」を開設し、1日に開所式が行われた。

開所式には、在ホーチミン日本総領事館の河上淳一総領事らが出席した。安川電機の熊谷彰技術開発本部長は「学生の技術レベルの向上に貢献し、工場などの自動化を推進する人材になることを願う」と述べた。寄贈したデモ機は、第4次産業革命(インダストリー4.0)の技術にも対応し、工場の生産ラインを想定したものだという。ベトナムでは、日本をはじめ韓国や欧米企業などが工場を建設しており、その影響で人件費が高騰している。熊谷氏は生産工場の自動化は人件費の高騰や人材不足の問題を解決できる可能性があると強調した。

安川電機ベトナムの田中毅社長によれば、同社はホーチミン市工科大学とともにコースの開設も計画している。計画しているのは、ロボットのプログラミングを学べる「ロボットコース」とモーター制御について学べる「モーションコントロールコース」。教員の指導やテキストの作成も同社が手掛ける。来年から募集を開始したい意向だ。ゆくゆくは、優秀な学生の採用や日本本社へのインターンシップにつなげたい考え。