避難支援システムで特許 交通・宿泊を一括予約 熊本赤十字病院

©株式会社熊本日日新聞社

特許を取得した避難支援システムのイメージを説明する熊本赤十字病院の宮田昭副院長(左)と曽篠恭裕課長=1日、熊本市東区

 熊本赤十字病院は1日、災害時の「避難支援システム」の特許を取得したと発表した。災害時、出発地から目的地までの被災状況に応じて、利用可能な宿泊施設や交通手段を一括して検索・予約できる仕組み。交通や宿泊など関連企業と協力して実用化を目指す。

 交通費や宿泊費など避難にかかる負担を減らすため、保険会社や旅行代理店のプランと組み合わせたり、火災保険のプランに組み込んだりしたシステムの利用を検討する。

 被災者の避難や救援活動だけでなく、ボランティアや被災程度を調べる保険会社員などにも有効だという。

 システムを開発した宮田昭副院長(62)は「より使いやすいシステムにして、広く役立てたい」と強調。曽篠恭裕救援課長(47)は「災害支援では人材や物資のスムーズな輸送、拠点の確保が課題。システムを利用すれば迅速な救援活動にもつながる」と期待する。(國崎千晶)

(2019年10月2日付 熊本日日新聞朝刊掲載)