IR「九州一丸」に懸念 福岡JCの誘致動きで 長崎県議会特別委

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 長崎県議会IR・観光振興対策特別委員会は1日開かれ、県と佐世保市がハウステンボス(HTB)への誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、福岡青年会議所(JC)が福岡市への誘致を目指すと表明したことに対し、委員から「(本県への誘致を)九州が一丸となって取り組めるのか」と懸念する声が上がった。
 福岡青年会議所は、9月30日に福岡市で開いたシンポジウムで「九州のゲートウェーを担い、町が成長するきっかけにしたい」とし、福岡市に対しIR誘致を提言することを明らかにした。
 6月の九州知事会では「九州・長崎IRを応援する」と決議している。特別委で委員は「合意形成はどうなっているのか」と指摘。県IR推進課は、民間に誘致の動きがある北九州市も含め、「国のアンケートでは福岡、北九州両市ともに誘致を検討していないと回答している。本県だけのIRではなく、九州のIRと打ち出しており、(各地域との)連携が必要。両市からも応援していただけるよう今後対応したい」と述べた。
 同課は、民間事業者からのIRのコンセプト募集を1日に始めたと報告した。県はコンセプトを参考に来年前半にIR事業者を公募し、秋ごろ決定する方針。