Szia! from Sopron(ショプロンからこんにちは!)

秋田県鹿角市 広報かづの令和元年10月号

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日本語語学指導員現地レポート
第10代日本語語学指導員 堀川 さゆみさん

秋田市出身。大学時代に留学経験があり、帰国後もホームステイの受け入れや、多くの異文化交流プログラムに参加するなど、豊富な国際交流経験を活かし渡航。

ショプロンの朝晩は肌寒く、日中も涼しくなってきました。学生たちの長い夏休みも終わり、新学期が始まりました。日本語教室も9月から再開しました。
こちらでは、8月19日に「パン・ヨーロッパピクニック計画30周年記念式典」が開催されました。「ヨーロッパピクニック」は、ベルリンの壁崩壊のきっかけとなった重要な歴史イベントです。その舞台となったのが、ハンガリー国境にある小さな町ショプロンでした。
時は1989年8月、「鉄のカーテン」が敷かれ、ベルリンの壁があったころのことです。「ショプロンのイベントに参加すれば、西側のオーストリアへ行ける」との噂を聞きつけた数千人の東ドイツ市民がショプロンに集まり、そこで開かれた市民集会「ヨーロッパピクニック」の途中で、東側のハンガリーから西側のオーストリアへ一斉に脱出したのです。人々は歓声を上げたり抱き合ったりして喜んだそうです。
それから30年。30周年を記念する式典にはショプロンの姉妹都市が招待され、鹿角市も参加しました。
私も鹿角市行政訪問団の皆さんに同行し、式典や記念行事に参加しました。教会で行われた式典には、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相も参加していました。
歴史的大イベントの30周年という節目の年にこのような式典に参加することができ、本当に嬉しく思います。