SkyDrive、15億円資金調達。年内に有人飛行試験開始

株式会社SkyDriveは、既存投資家であるDroneFund、Zコーポレーションに加えて、STRIVE、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、環境エネルギー投資を株主として迎え、第三者割当増資および助成金を通じて、15億円の資金調達を完了した。

これにより、累計調達額は20億円となり、2019年内の有人飛行試験開始に向け開発を加速していくという。なお、今回の調達に伴い、STRIVEの代表パートナー堤達生氏が、SkyDriveの社外取締役として新たに就任する。

同社は、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に2016年から活動している有志団体CARTIVATORのメンバーで発足した株式会社。2018年12月より、日本初となる空飛ぶクルマ(無操縦者航空機)の屋外飛行試験を開始している。

無人試作機での屋内飛行試験

また、愛知県・豊田市と連携、『新産業創出へ向けた「空飛ぶクルマ」開発に関する連携協定』を締結し、2019年6月、豊田市に日本最大級(2019年9月時点)の飛行試験場をオープンさせ、年内の有人飛行試験の開始、2020年夏のデモフライト、2023年の発売開始に向けて、開発を進めている。

同社は空飛ぶクルマの日本のトップランナーとして、この度の調達資金を、本年中の有人飛行試験を開始するべく、部材・人材等の開発費用に充当するとしている。

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