スペースX、スターシップのプロトタイプ機を完成

米スペースXを率いるイーロン・マスク氏は2019年9月27日、次期宇宙船「スターシップ」のプロトタイプ機が完成したとしてその画像を公開しました。

関連:スペースXのスターシップ・プロトタイプ機は完成間近

スターシップは約100人の搭乗が可能な宇宙船で、ブースター「スーパー・ヘビー」と組み合わせることで、月や火星を含む惑星探査にも利用されます。また、どちらも再使用が可能な機体となっています。

上の画像は、サウス・テキサスの施設で製造されたスターシップのプロトタイプ機「Mk1」です。全長50メートルのMK1には3基の「ラプター」エンジンが搭載され、10月中にも高度20キロメートルのテスト飛行を目指します。

さらに、スペースXはフロリダの施設でも同じくプロトタイプ機の「Mk2」を製造しており、Mk1のチームと開発を競わせています。

スターシップは2021年にも商業運行が開始され、2023年には元ZOZO社長の前澤友作氏を乗せて月旅行を実施する予定です。

Image: イーロン・マスク (Twitter)
Source: Space.com
文/塚本直樹

© 株式会社sorae