台風18号接近 西日本は3日にかけて土砂災害に厳重警戒を

3日(木)午前7時の雨風の予想

 台風18号の接近により、九州北部では2日夜遅くから3日(木)昼前にかけて非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴ってしける見込み。暴風や高波に警戒・注意が必要だ。西日本では3日にかけて大雨のおそれがあるため、土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要となる。

2日午後3時現在の台風18号の位置と予想進路

 台風18号は2日午後3時には黄海にあり、1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

 台風は黄海を北東に進んで2日夜から3日朝にかけて朝鮮半島を進み、九州北部に接近する見通し。その後、台風は日本海に進んで夕方までに温帯低気圧に変わり、4日(金)から5日(土)にかけて日本海を東へ進み、北日本に接近・通過する予想だ。

暴風・高波

台風18号による暴風・高波の情報

 九州北部では、海上を中心に強い風が吹き、海はしけている。九州北部では、2日夜遅くから3日昼前にかけて非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴ってしける見込み。暴風に警戒すると共に、高波にも注意が必要だ。

 なお、北陸では4日は暴風や高波に警戒が必要で、東北でも4日から5日にかけて、低気圧の発達程度によっては、暴風や大しけとなるおそれがある。

大雨・雷・突風

予想される雨量

 西日本では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、雷を伴った非常に激しい雨が降っている所がある。西日本は3日にかけて、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った非常に激しい雨が降る所があり、大雨となるおそれがある。 

 土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。また、台風から離れた地域でも、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心掛けたい。

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