セバスチャン・ベッテルはF1ロシアGP後、フェラーリの本拠マラネロを訪れ、日本GPの準備をするとともに、チーム代表マッティア・ビノットとミーティングを行った。
ロシアGP決勝前、フェラーリは1-2体制を確実に築くため、ポールシッターのシャルル・ルクレールのトウ(スリップストリーム)を3番グリッドのベッテルに使わせることを決めていた。それによりベッテルがトップに立ったため、チームはポジションを入れ替えようとしたが、ベッテルはその指示に従わなかった。結局、ベッテルはピットストップによってリードを失った後、パワーユニットのトラブルでリタイアした。
この一件でフェラーリ内部に軋轢が生まれるのではないかと危惧されるなか、ベッテルが今週、マラネロを訪問したことが明らかになった。
フェラーリは、ベッテルがビノット代表と「前向きかつ建設的なミーティング」を行い、その後、日本GPの準備としてシミュレーターに乗ったと発表した。
ベッテルは今週、トニーカートチームと共にイタリア・ロナートのコースでカートのテストも行っている。7日、8日にスペイン・バルセロナで開催されるピレリF1の2020年用タイヤテストに参加、その後、日本GPに臨むハードスケジュールになっている。