<スカーレット>(NHK総合) ヒロインもお話もこんなにジミ~で半年もつの?貧乏ばっかり描かれてもなあ

©株式会社ジェイ・キャスト

NHK朝ドラ101作目「スカーレット」がスタートした。「なつぞら」が100作目記念ということで、歴代ヒロインの共演やイケメン大量投入などなど、やたら出演者が豪華だったせいで、今回の「スカーレット」が地味にみえる。

ヒロインは信楽焼の陶芸家になるということで、オープニングもろくろの上の粘土がくるくると人や炎に変わり、最後には壺ができる。バックはSuperflyの主題歌「フレア」が流れる。これもパワフルなSuperflyの曲にしてはおとなしめなのは朝を意識したからか。

川島夕空、横溝菜帆――人気子役の競演みどころ

主演は戸田恵梨香だが、現在は子ども時代で、川島夕空(ゆあ)が元気いっぱい演じている。川島はEテレ「みいつけた!」の3代目スイちゃんを担当していて、知る人ぞ知る人気子役だ。もうひとり、同級生で、信楽で一番の窯元のお嬢様・熊谷照子(大島優子)の子ども時代は横溝菜帆。去年、「義母と娘のブルース」で、綾瀬はるかの義母と対決する娘・みゆきの子ども時代を演じて話題を集めた。そんな2人の共演は見どころの1つといえそう。

父親・北村一輝、母親・富田靖子、間借り先の雑貨店のご夫婦を財前直見&マギー、謎の旅人は佐藤隆太と、全体に漂う地味さが気になる。これまで大阪作のドラマは、ファミリアだったり、吉本興業だったり、日清食品だったりと、在阪企業の創業者物語が多かったが、今回は、信楽焼の女性陶芸家で特にモデルはいないとか。

モデルがいないというのは、まったくのオリジナルストーリーで、作り手にとっては自由だが、そのぶん、迷走することもままある。「純と愛」とか、「まれ」とか・・・。どっちに転ぶか、期待半分、不安半分。信楽焼の狸と一緒に見守りたい。(月~土曜あさ8時)

大熊猫