咄嗟の切り返しが運命を分ける。デメリットをメリットに変える恋の錬金術

©株式会社マイナビ

参加女性の人数も半分以下になり、バチェラーが一人ひとりと話せる時間が増え、だんだん人となりを深く見ることができるようになってきたバチェラー3の5話。

今回脱落してしまった社長令嬢の髙田汐美さんは、まさに性格の不一致で落とされることとなってしまいました。

■自由奔放な社長令嬢・髙田汐美さんが脱落した理由

3話でもゴルフデートで会話の輪に混ざろうとしないことから、バチェラーに不信感を抱かれていた彼女。

今回もシュノーケリングのグループデートでの単独行動が仇となりました。

とはいえ、違和感を抱いても自分で勝手に判断して落とさずに、必ず本人にその理由を質問して意見をきちんと聞いてあげるバチェラー・友永真也さん。時に厳しい質問もありますが、とても素敵な面のひとつだと思います。

髙田さんも例に漏れず、単独行動について理由を問われていました。

「中川さん泳げないし(助けたくない)」という本音が先走り、「友永さんがそれを助けてあげるほうが、かっこよく見えるかなと思って」と、あとに継いで出た言葉が建前にしか聞こえず、自己中心的な性格が露呈していました。

咄嗟の質問に対して最初に出てくる言葉は、取り繕うことが難しく、その人の価値観がもろに出ます。

LINEなどでは瞬時に回答する必要がなく考える時間があり、なんとでも綺麗な言葉を言えてしまうので、日常でも逃げ場のないよう面と向かって問いただすことが相手の本音や考えを知る鍵だと再実感させられる場面でした。

また、彼女は「先ほど声をかけてくれたから話しに行こう!」と誘ってくれたバチェラーに対し「やだー!」「うっそー!」と叫ぶのも意味がわからず駆け引きにもなりえておらず、自由人さに拍車をかける行動となり、バチェラーを戸惑わせてしまった感がありました。

■空気を抱いていた右手に見えたバチェラーの本音

髙田さんの単独行動のお陰で命拾いをしたのが、バツイチ子持ちの田尻さん。

今回も中身のある会話はなく、色気のみで攻めていましたが、そんな彼女の言動に疑問を抱いているバチェラーにまた問いただされていました。

「口下手だから話を切り返すテンポが遅くなって、スキンシップで愛情表現をしている。軽い女だと思われてそうで心配」と弁解するも、「口下手?」と咄嗟に返すあたりに、バチェラーの「本音を隠して考えてるからテンポが遅くなるだけでは?」という本心が見えていました。

そんな話の最中も終始彼の手を握ったり腕を組んだり。

田尻さんは「誤解が解けてよかった」と言っていましたが、最後に抱きついた田尻さんを両手で受け止めることはせず、左手だけで抱きながら右手は空気を抱きしめていたあたりに、まだバチェラーの疑念が晴れていないことが表れているようでした。

言葉で知る情報も大切ですが、相手の行動は何事にも変えがたいもの。態度は口以上にものを言います。建前の言葉だけ信じてしまったのは彼女の失態でした。

次回予告ではとうとう子持ちをカミングアウト!隠し事のない本音でぶつかれる相手を求めるバチェラーにとって、ここまでその秘密を守り通したことはどう映るのか。

人情味のあるバチェラーの性格的に、それを言われてすぐには落としづらいと思うので、次の次で脱落するのでは?大きな見どころですね。

■元ホステスでも、結婚観の切り返しは普通?

酔ったバチェラーにこっそりジンジャーエールを差し入れしたことで一気に株を上げ、バチェラーにも「結婚後の姿が一番想像できる」と太鼓判を押されていた気づかいの人、元ホステスの水田さん。

しかし、2ショットデートで結婚観を聞かれたときは「旦那さんが趣味も仕事もできるような環境を整え、子どもが夢を持ったら全力で応援したい」とめちゃくちゃ普通の切り返し。

ホステスを長年続けてきた経験値から、もっとクレバーな返しが出ることを期待していたので意外でした。

■ガールズトークに見え隠れする女の本性

そんな水田さんの2ショットデートに嫉妬をしたのが、ぶどう農家の岩田さん。

バチェラーに抱きついて2ショットデートに向かった水田さんに対して「女の顔だった」「私のこと、ずっと友永さんのお気に入りだと焚きつけていたのに」と主導的に周囲のヘイトを煽る発言をし、最初の大人しそうな印象とは打って変わって負けず嫌いな本性が表れていましたね。

バラを隠していた水田さんが怒りを煽ったせいではとスタジオトークでは言われていましたが、岩間さんの「おかえりと迎えてくれるのを期待していたんでしょうね」という発言から、隠していなくても同じ反応だっただろうというのが伺えます。

自分が圧倒的に有利だと思っていたのに、それがちがっていたことに対する恥ずかしさからの逆恨みの行動にも思え、プライドの高さが見え隠れしていました。

そのほか、嫉妬に狂いヘイト発言をする女性たちの表情が醜く、唯一責めることをしなかった田尻さんと濱崎さんがとても輝いて見えました。

また、今回のバチェラーで女性のバチバチした場面は初めて。もしかすると、今まで大人な水田さんが女子のムードメーカーで、バラを持って帰ってきた人たちに暖かい雰囲気を作っていたのでは?という可能性も感じさせました。

■22歳から学ぶ「恋の錬金術」

また、水田さんの結婚観とは逆に、22歳の若さでありながら、IT企業勤務の濱崎さんの返しのうまさには唸りました。

10歳差があるけれど、大人っぽさを期待されて付き合っても自分の子どもな一面を見たときに幻滅されてしまうのでは?と自信のなさを見せたバチェラーに対し、「水族館デートで見せた魚に喜ぶ子どもっぽさもあったけど、逆にそれが子どもを育てたときにまっすぐ無邪気に育つ要素になる。そのままでいいし、何かあれば2人で歩み寄ればいい」と重くなりすぎない軽めの実例を出しながら、「逆に」とポジティブに解釈しているのが上手でした。

どんなデメリットもメリットと表裏一体。さらに実例を出すことで気持ちに説得力を出しながら、バチェラーの悩みをメリットに変えて全肯定する錬金術が素晴らしく、我々もすぐに真似できる勉強になるテクニックでした。

■次回脱落するのは、意外な人かも?

回を追うごとにどんどん飾らない魅力が見えてきた金髪DJ中川さんにも注目。

シュノーケリングデートで、ひとりだけ大股開きで船に座っているところも、かわいい女を作り上げようとしがちな場で素が見えていてほっこりしてしまいました。

予告を見ると、次回はそんな彼女との2ショットデートもありそうで楽しみですね。2ショットのときは必ずバラをプレゼントしているバチェラー。

田尻さんの脱落も次回ではない可能性を考えると、もしかすると意外な人が落ちるかもしれませんね。また金曜に期待です。

(やまとなでし子)

連載「バチェラー3考察」バックナンバー

【1~3話考察】バチェラー3から考える「婚活で選ばれない女」の特徴【4話考察】針金の端を気にしない者が恋を制す。かわいい女のアピール手法

やまとなでし子さんの執筆記事

「自分本位」の本当の意味とは。恋愛に生かす方法婚活デートは3回で決める。経験者が教える「注意点」「自分勝手な女」に共通する6つの特徴と対処法

もっと読みたい方はこちら