温帯低気圧に変わっても警戒を

3日(木)は、台風18号が持ち込んだ暖気の影響を受けて、北海道留萌や山口県防府など17地点で、10月の観測史上最高気温を記録しました。また3日午前9時ごろ、高知市などで記録的短時間大雨情報が発表されました。これは、数年に一度の短時間強雨時に気象庁から発表される情報で、大荒れの天気であったと言えます。

一方で台風18号は、日本海で温帯低気圧に変わりました。温帯低気圧に変わっても勢力は衰えず、今後北日本に接近し通過する見込みです。
この影響を受けて4日(金)は、東~北日本の広い範囲で雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。東北や北陸では、暴風や高波にも警戒してください。

気象予報士・吉澤 巧

画像について:3日午後3時の天気図と衛星画像。

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