いよいよGT500マシンがホッケンハイム走行開始! 3台がハンコックタイヤをトライ

 10月3日、現地時間10時からドイツのホッケンハイムで、10月4〜6日に開催されるDTMドイツ・ツーリングカー選手権第9戦に向けて、今回ゲスト参戦するスーパーGT GT500マシン3台がテストを行った。3台のマシンのうちNISMOの35号車ニッサンGT-RニスモGT500が途中トラブルがあったかガレージで過ごしたものの、2台はチェッカーまで周回を重ねている。

「F1チャンピオンとスーパーGTマシンがやってくる」と銘打たれ、ドイツ国内のラジオやテレビのCMでも大きくGT500マシン3台のゲスト参戦がフィーチャーされているDTM第9戦ホッケンハイム。金曜からのプラクティス開始に向け、BMW、アウディ、アストンマーティンのチームスタッフたちが準備を進めていた現地時間10時、彼らが手を止めるなか、3台のGT500マシンがついにホッケンハイムのコースに入っていった。

 GTアソシエイションの坂東正明代表もこの走行開始に合わせサーキット入りするなか、先頭でまずコースインしていったのはジェンソン・バトン駆るTEAM KUNIMITSUの1号車ホンダNSX-GT。続いて、ニック・キャシディ駆るLEXUS TEAM KeePer TOM’Sの37号車レクサスLC500、松田次生駆るNISMOの35号車ニッサンGT-Rとコースに入っていった。

 まずはキャシディのLC500が連続周回に入り、バトンと次生はいったんピットイン。その後ピットアウト〜インを繰り返しながら、DTMで使用されるハンコックタイヤの習熟やマシンの確認、さらにバトンとキャシディはDTMで採用されるスタンディングスタートの練習なども行った。

 そんななか、1時間の走行途中から次生のGT-Rはトラブルがあったか、長い時間ピットで過ごすことに。一方バトンとキャシディはチェッカーまで周回を重ねた。編集部調べで、キャシディが1分30秒9を、バトンが1分32秒0を、次生が1分32秒1をこのセッションで記録している。

 この後、現地時間14時からはふたたび1時間のプラクティスが行われる予定で、35号車GT-Rはロニー・クインタレッリに、37号車LC500は平川亮に交代する予定だ。

ピットアウトする松田次生のGT-R。リヤウイング翼端板にも注目。
ピットアウトするニック・キャシディのレクサスLC500
ホッケンハイムのスタジアムセクションを走るバトンのホンダNSX-GT
ピットアウトする次生のGT-R
ピットインするキャシディのレクサスLC500
ジェンソン・バトンがドライブするTEAM KUNIMITSUのホンダNSX-GT
最終コーナーのグランドスタンド前を走る次生のGT-R
ピットインするキャシディのレクサスLC500
ピット裏のコンテナにはスーパーGTドライバーたちを紹介するボードが出されている。
BMW M4 DTMの奥からピットアウトする3台のGT500マシン
NISMOの35号車ニッサンGT-RニスモGT500をドライブする松田次生

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