【高校野球】3年生18人中14人が提出、侍U-18代表でプロ志望届を出さなかった選手は?

侍ジャパンでも活躍した習志野・飯塚脩人【写真:荒川祐史】

プロ志望届を提出しなかったのはわずか4人、佐々木&奥川&西は提出

 日本高野連は3日、公式サイトで2019年の「プロ野球志望届」の提出者一覧を更新し、4選手が新たに公示された。プロ志望届の提出はこの日が締め切り。約1か月で計139人が届け出たが、「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場した侍ジャパンU-18代表の選手は実に14人が提出。3年生は18人が選出されていたので、出さなかったのはわずか4人だった。

 侍ジャパンU-18代表で志望届を提出したのは、以下の14選手。

○投手
佐々木朗希(大船渡)
浅田将汰(有明)
前佑囲斗(津田学園)
西純矢(創志学園)
宮城大弥(興南)
奥川恭伸(星稜)
林優樹(近江)

○捕手
水上桂(明石商)
山瀬慎之助(星稜)

○内野手
森敬斗(桐蔭学園)
武岡龍世(八戸学院光星)
石川昂弥(東邦)
韮澤雄也(花咲徳栄)
遠藤成(東海大相模)

 佐々木、奥川、西の“ビッグ3”に加え、侍ジャパンで4番を打った石川、本来は遊撃ながら抜群の野球センスでW杯では正中堅手を務めた森、西とともに「投・打・守」でフル稼働した宮城らが予想通り志望届を提出した。

 一方で、池田陽佑投手(智弁和歌山)、飯塚脩人投手(習志野)、坂下翔馬内野手(智弁学園)、熊田任洋内野手(東邦)の4人が提出せず。いずれも大学進学が濃厚と見られている。“クローザー”として習志野を選抜準優勝に導いた飯塚や侍ジャパンの主将を務めた坂下らは、さらに自身を鍛え上げてからプロ入りを目指すことになりそうだ。

 多くの選手がプロ志望届を提出した今年のU-18代表選手たち。佐々木や奥川は競合が確実視され、西もドラフト1位で消える可能性が高い。日の丸を背負った選手たちにどんな未来が待っているのだろうか。(Full-Count編集部)

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