「ユース代表団」8期生を募集 核兵器廃絶長崎連絡協議会 面接は英語と日本語で

 長崎県や長崎市、長崎大でつくる「核兵器廃絶長崎連絡協議会」は若者の人材育成を目的とした「ナガサキ・ユース代表団」の8期生を募集する。来春、米ニューヨークの国連本部である核拡散防止条約(NPT)再検討会議などで核廃絶を巡る国際情勢を学び、平和教育活動などに参加する。
 県内の大学生や大学院生、同年代の社会人が対象で募集人数は8人。国籍や専攻は問わないが、NPT再検討会議への派遣(4月26日~5月1日は必須)や勉強会、報告会などに原則参加できることが条件。
 申込期間は10月15~30日。応募書類は各大学で配布するほか、協議会のホームページからダウンロードできる。書類審査の後、11月23日に面接試験がある。
 幅広い人材を募ろうと、これまで英語だけだった面接を、今回から英語と日本語で2回実施する。協議会の調漸(しらべすすむ)会長は「参加学生の英語レベルが年々上がる中、応募する学生の心理的ハードルも高くなってきた。英語力では測れない核廃絶への思い、熱意も評価したい」としている。
 今月10、12日に長崎大核兵器廃絶研究センターで、同11日に県立大シーボルト校で説明会がある。問い合わせは同協議会(電095.819.2252)。

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