メッツがキャラウェイ監督を解任 GMとの会談後に決定

日本時間10月4日、メッツはミッキー・キャラウェイ監督を解任したことを発表した。メッツのブロディ・バンワグネンGMとジェフ・ウィルポン最高執行責任者は、フロリダ州にあるキャラウェイの自宅を訪れ、今季の良かった点と悪かった点について意見を交換。そして、この会談後、キャラウェイの解任が決定された。

2シーズンにわたってメッツの監督を務めたキャラウェイは、2年間で163勝161敗を記録。メッツとは3年契約を結んでいたため、契約を1年残して解任されることになるが、来季の年俸およそ85万ドルは保証される。レギュラーシーズンを勝ち越しで終えた直後に監督を解任されるのは、球団史上初めての出来事となった。

メッツの監督に就任する前、キャラウェイはインディアンスのテリー・フランコーナ監督の下で5シーズンにわたって投手コーチを務め、コリー・クルーバーなどを育て上げて強力投手陣の構築に貢献していた。メッツでも才能豊かな投手陣を成長させることが期待されたものの、なかなか思うように事は進まず、采配面など、監督としての資質を疑問視されることも多かった。

コーチ陣に関しては、現時点でベンチコーチのジム・リグルマンの解任が決まっている。打撃コーチのチリ・デービスや暫定投手コーチのフィル・リーガンを含む、残りのコーチ陣については留任となる見込みだが、新監督の決定後、コーチ陣の顔ぶれに変更が加えられる可能性が高い。

新監督候補としては、監督経験者であるジョー・マドン、ジョー・ジラルディ、バック・ショウォルター、ダスティ・ベイカー、ロビン・ベンチュラ、ブラッド・オースマスのほか、アストロズのベンチコーチを務めるジョー・エスパーダ、球団OBであるデービッド・コーン、そして内部昇格となるルイス・ロハス(現クオリティコントロール・コーチ)らの名前が挙がっている。カブス、エンゼルス、パイレーツ、ロイヤルズ、パドレス、ジャイアンツの6球団も新監督探しを開始しており、有力な候補者については争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

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