「ヨーロッパ絵画 美の400年」や記念イベント開催 40周年迎えた山口県立美術館

 10月7日(月)に山口県立美術館(山口市亀山町、TEL083-925-7788)が開館40周年を迎える。10月5日(土)と6日(日)は記念感謝デーとして多数のイベントが開催。5日(土)には映画「美術館を手玉にとった男」(2014年、米)の鑑賞会が、6日(日)には参加無料のスペシャルトークショー「県美のCMの裏側教えます!」などがある。いずれも要申し込みで、キャンセル分の当日受け付けあり。

 10月22日(火)までは特別展「ヨーロッパ絵画 美の400年―珠玉の東京富士美術館コレクション」が開催中。来場者は1日時点で3万人を達成した。

 同コレクションは、16世紀のイタリア・ルネサンス絵画から20世紀の現代絵画まで、400年にわたる西洋絵画史をほぼ一望できるきわめて充実したものとして、国外でも広く知られている。同展では、その中から厳選した約80点が展示。

 モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、シャガールなど近現代の人気作家に加え、それ以前の歴史をたどるために、ティントレット、フランス・ハルス、アントニー・ヴァン・ダイクなど、日本ではあまり見る機会のない巨匠たちの作品も鑑賞できる。

 「ぜひこの機会に、ヨーロッパ絵画400年の流れを通覧する醍醐味を味わい、個々の作品の魅力にも触れてもらえたら」と岡田実館長。

読者プレゼント「招待券ペア10組」
希望者は住所、氏名、年齢、電話番号、「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)を明記し、はがきかメール(info@sunday-yamaguchi.co.jp)でサンデー山口「県立美術館 美の400年」係へ。10月9日(水)必着。当選発表は、発送をもって代えさせていただきます。

【沿革】

 1979年10月7日「開館記念特別展 生誕150年 狩野芳崖」展を皮切りに開館。2012年に全面改修。2018年11月、総来館者が通算700万人を達成した。

 展覧会等を通じて美術に広く親しんでもらうために、2014年にはメンバーズクラブを設立。同年の「大浮世絵展」や2017年の「スタジオジブリ・レイアウト展」の来館者は10万人を突破した。

 なお、11月2日(土)から12月22日(日)までは、「没後90周年記念 岸田劉生展」が開催される。

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