ヤンキース 地区シリーズ初戦にパクストンが先発へ 田中は第2戦

日本時間10月4日、ヤンキースはツインズとの地区シリーズの第3戦までの先発予定投手を発表し、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われる初戦にジェームス・パクストン、第2戦に田中将大、敵地ターゲット・フィールドで行われる第3戦にルイス・セベリーノが先発することが明らかになった。ヤンキースとツインズの対戦は、今季チーム本塁打数が300を超えた2チームによる対戦(ツインズ307本・ヤンキース306本)として注目を集めている。

初戦の先発が決まったパクストンは「とにかく狙ったところにボールを投げること。これが一番大事だよ」とツインズ打線への対策について語った。「真ん中付近に投げるのは避けなければならない。300本以上のホームランを打っているようなチームに失投をしてしまうと、彼らはそれを逃してくれないだろう。彼らは失投を逃さず捉えてくる。失投を最小限に抑えて、失点も出来る限り減らしたいね」と登板に向けての抱負を口にした。

今季のパクストンは、15勝6敗、防御率3.82、186奪三振をマーク。5月に左膝の炎症でおよそ1ヶ月にわたって戦列を離れたため、惜しくも規定投球回には届かなかったものの、3年連続の2ケタ勝利を達成し、シーズン15勝は自己ベストとなった。昨季まで6シーズンを過ごしたマリナーズでは一度もポストシーズン進出の経験がなく、今回の地区シリーズ初戦がパクストンにとってポストシーズン初登板となる。

田中は、ポストシーズン通算5先発で3勝2敗ながら、防御率1.50、被打率.162、WHIP0.80という素晴らしい成績を残している。今季は6年連続の2ケタ勝利を達成したとはいえ自己最少の11勝に終わり、防御率4.45と不本意なシーズンを過ごしたが、本拠地では8勝3敗、防御率3.10の好成績をマーク。アーロン・ブーン監督は、ポストシーズンのローテーションを決める際に田中の本拠地との相性を考慮したことを否定したが、得意の本拠地でチームを勝利に導くピッチングを見せてくれることを期待したい。

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