ケロッピー前田のクレイジーミュージック探訪! ウィリアム・バロウズ & ブライオン・ガイシン編開催!

カウンターカルチャーの最先端・身体改造を日本に紹介してきたケロッピー前田が、『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!』の著者・持田保とともに、数々の音源を振り返りながら、クレイジーミュージックのカリスマたちの文化的な背景やカウンターカルチャーとのかかわりを読み解くトークイベント『ケロッピー前田のクレイジーミュージック探訪 ~ ウィリアム・バロウズ & ブライオン・ガイシン 編』が2019年11月11日(月)にロックカフェロフトで開催される。

今回は、ドラッグ小説『裸のランチ』(1959年刊)で広く知られ、ポストパンク&インダストリアル系ミュージシャンにも多大な影響を及ぼした異能の作家ウィリアム・バロウズに迫る。

バロウズは、1950年代に文芸運動ビートにかかわるが、実弾を用いたウィリアムテルごっこで妻を撃ち殺してしまう。その後、逃亡の地モロッコのタンジールで画家ブライオン・ガイシンと出会い、彼から絵画のコラージュ技法を文芸や音響実験に応用したコラージュ技法「カット・アップ」や「フィールド・イン」を学び、バロウズ自身も小説執筆に応用した他、数々の音源も発表した。バロウズの小説に縛られない多岐に渡る活動は、ジェネシス・P・オリッジ、オーネット・コールマン、ローリー・アンダーソン、ビル・ラズウェルら、新たな創作技法を模索していたミュージシャンたちに支持され、また彼らとバロウズのコラボレーション作品も多く生み出された。バロウズ&ガイシンがカウンターカルチャーに及ぼした影響を数々の貴重音源を聴きながら振り返る。

バロウズが生み出したコラージュ技法「カット・アップ」「フィールド・イン」とは何か、ブライオン・ガイシンがタンジールで発見した民族音楽ジャジューカとは、ローリングストーンズの創立者にして、のちに変死を遂げたブライアン・ジョーンズはなぜバロウズやガイシンとかかわったのか、バロウズが80年代以降のカウンターカルチャーのカリスマとなったのはなぜかなど深く語らっていく。

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