世界陸上ドーハ2019男子4×100mR予選は日本時間の2019年10月6日(土)に行われた。1組目にはアメリカ、ジャマイカ、イギリスと世界王者の経験があるチームが揃った。実力者を並べたアメリカにバトンワークのイギリスが食らいつく展開、ジャマイカはやや遅れてしまう。アメリカがややリードするもアンカーのバトンパスで大きく失速。そのままイギリスが1着フィニッシュ。37.56の今季世界最高記録を叩き出した。2着にはブラジルが37.90のエリアレコードで入った。アメリカは辛くも3着、着順で予選突破を決めた。
2組目に日本が登場。小池、白石、桐生、サニブラウンのオーダー。史上初、9秒台の選手が3人並んだ。1走の小池はまずまずの飛び出しを見せ、白石へバトンリレー。スムーズにバトンを受け取った白石は、気持ちよく加速し3走の桐生へ。ここも安全バトンで繋ぐ。抜群のコーナーワークを見せた桐生が南アフリカと先頭争いを演じながらアンカーのサニブラウンへ。かなりの安全策をとったためかバトンがつまり、遅れてしまい、そのまま2着でフィニッシュ。トップは南アフリカで37.65のエリアレコード。日本は37.78のシーズンベストで2着となった。決勝での走りに期待が持てるレースだった。3着はアンカーで追い上げた中国が37.79のナショナルレコードで入った。
安全バトンでパフォーマンス歴代3位タイの記録を叩き出した日本、決勝での走りに期待したい!
【各組リザルト】
1組
1 イギリス 37.56 WL
2 ブラジル 37.90 AR
3 アメリカ 38.03 SB
4 イタリア 38.11 NR
5 ジャマイカ 38.15 SB
6 ガーナ 38.24 SB
7 トルコ 38.55
カタール DNS
2組
1 南アフリカ 37.65 AR
2 日本 37.78 SB
3 中国 37.79 NR
4 フランス 37.88 SB
5 オランダ 37.91 NR
6 カナダ 37.91 SB
7 ドイツ 38.24 SB
8 ナイジェリア 38.62
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