西武渡辺GM、中日退団・松坂の古巣復帰に明言避ける 「これからCSも始まるので」

動向が注目される松坂大輔【写真:荒川祐史】

球団関係者は「戦力と判断すれば獲得する可能性もある」

 西武の渡辺久信球団本部GMは5日、中日の退団が決まった松坂大輔投手の獲得について「これからCSも始まるので。自分からのコメントは現時点ではなにもない」と明言を避けた。

“平成の怪物”の次なる行き先はどこなのか。

 1999年に横浜高校から西武に入団すると、ルーキーイヤーにいきなり16勝を挙げるなど8年間で108勝をマークした松坂。2006年にはポスティング制度を利用して渡米し、2015年に日本球界に戻ってからはソフトバンクに入団。2017年オフにソフトバンクを自由契約となり、翌2018年から中日でプレーした。

 今回、松坂の退団を受け、古巣・西武が獲得に乗り出す可能性も否定できないが渡辺GMは「これからCSも始まるので、(チームに)集中したい。自分からのコメントは現時点ではなにもない」と獲得の意思について明言を避けた。

 一方で「これまでも(退団の度に)動いていたし、今回もあるかもしれない。戦力と判断すれば獲得する可能性もある」という球団関係者の声もあり、今後の動向について注目が集まっている。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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