諫干開門問題 協議の場設置 農相「喜んで受ける」

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 江藤拓農相は4日の閣議後の会見で、国営諫早湾干拓事業の開門調査を巡り、問題解決に向けて関係者が協議する場について「バランスの取れたメンバー構成で意見交換ができれば大変素晴らしい。喜んでお受けしたい」とあらためて設置に前向きな姿勢を示した。
 ただ江藤農相は開門せず漁業振興基金による解決が「ベストだ」と従来の国の方針を堅持する考えも繰り返した。協議が実現しても開門、非開門の根幹部分では平行線が予想され、問題解決につながるかは不透明だ。
 2日に就任後初めて長崎、佐賀両県の現地を視察した感想を問われた江藤農相は、営農については「非常に多角的で環境管理型の素晴らしい営農」とし、漁業については「漁民の宝の海を返してほしいという気持ちは胸に響いた」と語った。
 協議の場は、現地視察の際、開門派漁業者側が設置を要求。江藤農相は現地でも条件付きで応じる構えを見せていた。