DTM第9戦ホッケンハイムR1予選速報:慣れない雨のなかNSX&バトンがレース1の予選6番手を獲得

 10月5日、DTM第9戦ホッケンハイムの土曜日レース1の予選が行われ、アウディスポーツ・チーム・ロズベルグの33号車アウディRS5 LMSを駆るレネ・ラストが1分45秒552をマークしポールポジションを獲得。日本からゲスト参戦しているスーパーGT500クラスのマシン3台のうち、TEAM KUNIMITSUの1号車ホンダNSX-GTを駆るジェンソン・バトンが事前の厳しい予想を覆す予選6番手タイムをマーク。午後の決勝では上位入賞への活躍が期待される。

 朝から強めの雨が降ったり、突然晴れ間が見えたりと複雑な天候となった10月5日のドイツ、ホッケンハイム。ウエットコンディションで始まった30分間の予選セッションでは、20分間のセッションということもあり、開始直前からピットロードにマシンが並び、グリーンシグナルとともにコースインした。バトンのNSX-GT、そして松田次生の35号車ニッサンGT-RニスモGT500、平川亮の37号車レクサスLC500という日本勢3台もセッション開始直後から走行を重ねるが、やはり慣れないハンコックのレインタイヤに苦しんでいるようで下位の順位のタイムで序盤は進行した。

 しかし、残り10分前後となったところで1号車のバトンがピットイン。続いて35号車GT-Rの松田次生もピットインしてこちらはタイヤを交換。1号車バトンは内圧を変えた様子が見られた。

 そしてコースに戻ったバトンは、一時3番手となる1分46秒206というタイムをマークし、その後7番手に。予選終了後上位マシンがタイム抹消されたことでひとつ順位が上がり、6番グリッドから現地時間13時30分からのレース1に臨むことになった。

 37号車LC500の平川亮は最後のアタックがイエローで阻まれ、悔しい20番手。35号車GT-Rの松田次生は21番手となった。このレースのポールポジションは、1分45秒552をマークした2019年チャンピオンのラスト。BMWチームRGMの11号車BMW M4 DTMを駆るマルコ・ウィットマンが2番手につけている。

平川亮がアタックしたLEXUS TEAM TOM’Sの37号車レクサスLC500
多くのファンが詰めかけるなか、アタックを展開する松田次生のニッサンGT-RニスモGT500

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