【NLDS】フォルティネビッチ快投 ブレーブスがタイに

【カージナルス0-3ブレーブス】@サントラスト・パーク

初戦を落とし、本拠地サントラスト・パークでの連敗を避けたいブレーブス(東部地区王者)は、初戦を逆転で制して勢いに乗るカージナルス(中部地区王者)を相手に先発のマイク・フォルティネビッチが見事なピッチングを披露。わずか81球で7イニングを投げ抜き、被安打3、奪三振7、無四球、無失点という快投で、チームを勝利に導いた。フォルティネビッチからマックス・フリード、マーク・マランソンへ繋ぐリレーで完封勝利を収めたブレーブスは、対戦成績を1勝1敗のタイとし、フォルティネビッチが勝利、マランソンがセーブを記録。一方、レギュラーシーズン後半戦の防御率が0点台だったカージナルス先発のジャック・フラハティは、7回3失点の力投を見せたものの、打線の援護がなく、敗戦投手となった。

ブレーブスは、初回に二死三塁のチャンスを迎え、ジョシュ・ドナルドソンのタイムリーで先制。しかし、その後はフォルティネビッチが快投を続ける一方で、フラハティから追加点を奪えない展開が続いた。そして7回裏。一死一塁の場面でダンズビー・スワンソンが空振り三振に倒れて二死となり、フォルティネビッチの打席を迎えたところでブライアン・スニッカー監督は代打にアダム・デュバルを起用することを決断した。球数がまだ81球だったこともあり、フォルティネビッチの続投を望むファンからはブーイングも聞かれたが、なんとデュバルは中堅ハリソン・ベイダーの頭上を越える2ラン本塁打。サントラスト・パークは一気に大歓声に包まれた。地区シリーズの4カードのうち、最も戦力差の小さいシリーズと目されている両チームの対戦は、移動日を挟んで舞台をカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムに移す。

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