カサスゲ苗植え体験 高岡・福岡小4年生ら

丁寧に苗を植える子どもたち=高岡市福岡町福岡新

 高岡市福岡小学校の4年生とその家族ら約40人は6日、同校近くの学校スゲ田で、地元の特産品「菅笠(すげがさ)」の材料となるカサスゲの苗植えを体験し、約800本を丁寧に植え付けた。

 地元の伝統文化に理解と親しみを持ってもらおうと、スゲ支援グループ「SUGET」(高田哲代表)が毎年行い、6年目。今年は従来のスゲ田を休耕し、新しいスゲ田で作業を行った。

 高田代表から説明を受けた後、子どもたちは菅笠をかぶって作業を始めた。木枠を転がして付けた目印を基に、約30センチ間隔に苗を植えた。浦上綾乃さん(4年)は「ぬかるみに足を取られ、植えるのが大変だったけど、大きく育つのが楽しみ」と話した。

 来年7月に収穫する予定。

木枠を転がして目印を付けるSUGETメンバー=高岡市福岡町福岡新
作業前に菅笠を被る児童(右)=高岡市福岡町福岡新

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