茨城国体 茨城の男女総合V確定 地元開催の1974年大会以来45年ぶり 連日表彰台で2度目の栄冠

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〈スポーツクライミング成年女子リード決勝〉完登して観客に手を振る小林由佳・野口啓代組(県競技力向上対策本部)の野口=6日、鉾田総合公園特設競技場

令和初となる第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」は6日、第9日の競技を終え、本県が1974年の茨城国体以来、45年ぶり2度目の天皇杯(男女総合優勝)獲得を決めた。県勢は剣道全4種別で初優勝を成し遂げるなど、連日、表彰台を確保し得点を積み重ねた。7日以降の加点を考慮すると、他の都道府県に逆転される可能性がなくなった。

6日終了時点で本県の天皇杯得点は2320点で、2位東京に346点差をつけた。一方、皇后杯(女子総合優勝)得点は2位東京と149点差の1297点で首位に立っているが、確定には至っていない。

本県はこれまでに会期前競技を含め優勝が30種目、2位32種目、3位が27種目と大活躍。得点が与えられる4〜8位入賞も続々と生まれた。

本県は会期前競技を終え天皇杯7位、皇后杯6位で本会期をスタート。天皇杯順位は9月30日終了時点で東京を抜き、トップに躍り出た。その後は点差を広げ首位を堅持してきた。

6日は軟式野球成年男子の常陽銀行と、ハンドボール成年男子の本県選抜、バスケットボール成年男子の日立金属、ボクシング成年男子ライト級の金中竜児(八千代町役場)、同ライトヘビー級の鬼倉龍大(県連盟)がそれぞれ決勝進出を決めた。バスケットボール少年男子の本県選抜も準決勝進出を決めており、7日以降、さらに得点が加わることが決定的。天皇杯得点では、現在2位の東京が得点を最大限積み上げたとしても、本県が逆転されることはないと判明した。(小池忠臣)

■県勢、5種目2位

第9日は6日、16競技が行われ、県勢に優勝は出なかったが、スポーツクライミング成年女子リードの野口啓代・小林由佳(県競技力向上対策本部)組が2位に入った。さらに、同少年女子の森秋彩(つくば開成高)・菊池野音(東洋大牛久高)組がリードとボルダリングの2種目で2位。陸上成年女子400メートルの小林茉由(県競技力向上対策本部)とハンドボール成年女子の本県選抜も2位だった。

スポーツクライミングの野口・小林組は前日のボルダリング2位の借りを返そうと奮闘したが、惜しくも届かなかった。だが、森・菊池組らの活躍もあり、昨年に続き、本県が競技別天皇杯を獲得した。

このほか、ライフル射撃成年女子50メートルライフル3姿勢120発の山田優子(同)と、ハンドボール少年男子の藤代紫水高が3位となった。

第10日は7日、13競技が行われる。

■天皇杯皇后杯順位
天皇杯(男女総合)   皇后杯(女子総合)
(1)茨城 2320点 (1)茨城 1297点
(2)東京 1974点 (2)東京 1148点
(3)神奈川 1565.5点 (3)埼玉 914.5点
(4)埼玉 1564点 (4)愛知 910点

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