WiseChipが最新の超蛍光OLEDディスプレーで光度2.5倍のPMOLEDをCEACTEC JAPAN 2019で発表

WiseChipが最新の超蛍光OLEDディスプレーで光度2.5倍のPMOLEDをCEACTEC JAPAN 2019で発表

AsiaNet 80878(1904)

【苗栗(台湾)2019年10月7日PR Newswire=共同通信JBN】台湾のPMOLEDディスプレー・ソリューションプロバイダーであるWiseChip Semiconductor Incは、PMOLEDディスプレー技術の利点を生かして、第4世代の超蛍光OLED発光技術を利用した商品である超蛍光OLEDディスプレーの新製品を発表した。これは市販のディスプレー製品において、この新世代の有機化合物を使用した初の商品となる。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20191003/2597296-1

新しい超蛍光OLEDディスプレーの構造は単純だが、素晴らしい特性を備えている。例えば、大量生産された2.7インチ、128 x 64ピクセルアレイの黄色タイプの超蛍光型OLEDは、超蛍光材料を使用し同じ電力消費量で、一般的な蛍光材料の使用時より2.5倍明るい220 nitに達する。一方、材料パラメーターを調整することで、堅牢でより高性能にできる。さらに、この材料の使用により要素構造の最適化を通じ製品寿命も5万時間以上改善された。

第4世代の超蛍光材料には、コスト面での利点だけでなく、大量生産設備と高い互換性がある。デバイス構造を最適化し、適切な材料を選択し、蒸発速度を入念に監視する新型OLEDディスプレーは、迅速に大量生産に移行し、市場で優位に立つことができる。

さらに、WiseChipが紹介したインセル・タッチOLEDディスプレーは、サイズ、厚さ、重量が最小限であるか、もしくは増加していないため、最終製品の工業デザインへの影響はない。展示された製品は、研究、開発、設計、品質、マーケティングの分野での傑出した業績を表彰する権威ある Taiwan Excellence Awardを受賞した。

WiseChipは、小中規模のOLEDディスプレーで安定した市場シェアを獲得し、さらにディスプレー需要を精力的に探求している。0.33-5.5インチの標準パネルシリーズは、次世代の消費者製品を強化するために必要な多様性や柔軟性を提供できる。

OLEDディスプレーのこうした優れた機能は、ポータブル、医療、産業、電気製品に適した組み込みソリューションとして人気を呼んでいる。WiseChipはスマートで産業用のディスプレー機器アプリケーションに拡張してきた。

10月15日から18日に幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2019のブース(ホール6、F111-21)で発表される予定の新しいOLEDディスプレー技術、超蛍光OLEDディスプレー、インセル・タッチOLEDディスプレーは、高効率と低消費電力という利点によって、ウェアラブルデバイスやポータブルデバイス向けの新たな機会となる

ソース:WiseChip Semiconductor Inc.