逆転につぐ逆転、幻の傑作ミステリ発掘! 鮎川哲也賞佳作『毒殺倶楽部』が13年の時を経て本日発売!

鮎川哲也賞佳作を受賞しながらも13年ものあいだ世に出ていなかった傑作ミステリ『毒殺倶楽部が 万を持しての発売となった。

受賞者は麻見和史氏・佳作同時受賞者は似鳥鶏氏、 と今や日本ミステリをけん引する作家たちを輩出した第16回鮎川哲也賞で佳作の栄冠を得ながらも、 なぜか刊行されることなく“幻の受賞作”として眠っていた『毒殺倶楽部』、ついに世に出ることが決定。

大学同期の山下香織と高野祐司は、 サークルOB会の帰宅途中、 道端で車に轢かれた遺体を発見する。 殺されたのは『毒殺俱楽部』をいう小説でデビューした柏原壮という作家だった。 単なるひき逃げ事件と思われていたところ、 柏原はデビュー作の登場人物たちに殺されたのではないかという噂が広がり始める。 小説『毒殺俱楽部』は、 毒に魅せられた5人のメンバーが定期的に集い、 毒殺をテーマにした物語を披露していくというものだ。 そして、 そこで語られた殺害方法と、 柏原の死亡状況が酷似しているというのだ。 半信半疑に思っていた香織だが、 毒殺俱楽部のメンバーと接触を図っていた祐司が突然行方をくらましてしまう。

作中作中作という多重世界を舞台に、 現実と虚構が交錯する、 逆転につぐ逆転のラビリンス。 一気読み必至の“幻の傑作ミステリ”お見逃しなく。

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