【NLDS】ブレーブスが9回に逆転 NLCS進出に王手

【ブレーブス3-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

ブレーブスの本拠地サントラスト・パークでの2試合を1勝1敗で終え、舞台をカージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムに移して行われたブレーブス対カージナルスの地区シリーズ第3戦は、最終回にドラマが待っていた。先発のアダム・ウェインライトが8回途中120球無失点の熱投を見せたカージナルスは、1点リードの最終回にクローザーのカルロス・マルティネスを投入。しかし、ブレーブスは先頭のジョシュ・ドナルドソンが二塁打でチャンスメイクし、二死一・三塁となったあと、ダンズビー・スワンソンのタイムリー二塁打とアダム・デュバルの2点タイムリーで3点を奪い、土壇場で逆転に成功した。3対1で第3戦を制し、対戦成績を2勝1敗としたブレーブスは、明日の第4戦で勝利すれば2001年以来18年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決定する。

ブレーブスがマイク・ソローカ、カージナルスがウェインライトの先発で始まった一戦は、手に汗を握る投手戦となった。カージナルスは2回裏にマーセル・オズーナの二塁打から一死三塁のチャンスを作り、マット・カーペンターの犠牲フライで先制。その後は両軍ともほとんどチャンスを作れず、8回表にブレーブスが疲れの見え始めたウェインライトから二死満塁のチャンスを作ったものの、2番手のアンドリュー・ミラーの前にフレディ・フリーマンがセンターフライに倒れた。

8回裏無死一・二塁のチャンスを生かせなかったカージナルスは、1点リードの9回表を第1戦で3失点のマルティネスに任せたが、これが大誤算。ドナルドソンの二塁打のあと、連続三振で二死三塁としたが、ブライアン・マッキャンを申告敬遠で歩かせ、次打者スワンソンに甘く入った初球を捉えられてリードを守ることができなかった。ブレーブス4番手のショーン・ニューカムが勝利投手(1勝0敗)となり、5番手のマーク・マランソンが2セーブ目を記録。セーブ失敗のマルティネスが敗戦投手(1勝1敗)となった。

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