ポルシェ パナメーラ10イヤーエディションを発売|サーキット走行でも実力を発揮する4人乗りのポルシェ

ポルシェ パナメーラ10イヤーエディション 2019年10月発売

ポルシェ パナメーラについて

ポルシェ パナメーラ10イヤーエディション 2019年10月発売

パナメーラは、ラグジュアリークラスの他の車とは異なり、2009年以来、スポーツカーに期待される性能とツーリングサルーンの贅沢と多用途性を兼ね備えている。

またパナメーラは、後に他のポルシェモデルに採用されるイノベーションのテクノロジープラットフォームとして、過去10年間にわたってポルシェブランドにおける確固たるポジションを形成した。3種類のボディバリエーションを誇る現行の第2世代モデルは、ライプツィヒのポルシェ工場で製造されており、パナメーラはデビュー以来、これまでに25万台以上が販売されている。

ポルシェ パナメーラの歴史

4人乗りのポルシェ

70年以上の歴史の中で、ポルシェのエンジニアたちは繰り返しこのアイデアに回帰したが、356に基づくタイプ530、928のロングバージョン、4ドアクーペ タイプ989などのプロトタイプは、市販には至らなかった。

21世紀の初めに4ドアハッチバックサルーンの開発が決定されて、その仕様には優れたドライビングダイナミクス、たっぷりのスペース、そしてポルシェ特有の外観が含まれた。社内名称G1と呼ばれる初代パナメーラが、2009年4月19日に上海ワールドフィナンシャルセンターの94階でデビューし、スポーツ性と快適性の間の範囲の拡大によってクラスの新たな基準を確立した。このスポーツサルーンは、さまざまなイノベーションを提供し、デュアルクラッチトランスミッションとスタート/ストップ機能をラグジュアリーセグメントで初めて装備した。

またフラグシップモデルのパナメーラ ターボには、空気量の切り替えが可能なエアサスペンションと、調節可能な多次元展開式リアスポイラーも導入された。ポルシェのグランツーリスモは、新しいディスプレイと操作コンセプトによって、他の全てのポルシェモデルラインの道筋も示した。

ラグジュアリークラス初のフルハイブリッドシステムを採用

パナメーラは、2011年に、新時代のE-モビリティのための準備としてラグジュアリークラス初となるパラレル方式のフルハイブリッドシステムをパナメーラSハイブリッドに採用した。最高出力は380PSだったにもかかわらず、それまでで最も効率的なポルシェだったが、2年後にはパナメーラSEハイブリッドが再び世界初のプラグインハイブリッドとしてこのセグメントをリードする。モデルレンジは急速に拡大し、570PSの最高出力を備えたパナメーラターボSはポルシェにとって非常に重要なモデルになり、2013年からロングホイールベースバージョンも加わった。

路上でもサーキット上でも高パフォーマンスを発揮する第2世代モデル

第2世代パナメーラ(G2)はいくつかの経路をたどった。2016年6月28日にベルリンでワールドプレミアを祝ったサルーン、およびロングホイールベースモデルと並行して、3番目のバージョンであるスポーツツーリスモが共通プラットフォームで開発された。

2017年以降、アバンギャルドなデザインとボディコンセプトによってラグジュアリークラスに多用途性をもたらしたG2は、スポーツツーリスモによってさらにスポーティかつエレガントでありながらゆったりとしたスペースを備える。デジタル化されたディスプレイと操作コンセプトを含む多数のイノベーションが、魅力的な外観の中に収められている。パナメーラは3チャンバーエアサスペンション、リアアクスルステアリング、電気機械式ロール安定化システムのPDCCなどのシャシーシステムによって、路上でもサーキット上でも同じように卓越したパフォーマンスを発揮する。ガソリンエンジンの出力範囲も330PSから550PSに広がった。

またポルシェは、第2世代パナメーラにおいてエレクトリックハイパフォーマンスを導入する。918スパイダーから採用されたブーストプログラムにより、スーパースポーツカーの性能と優れた効率を兼ね備えた680PSのシステムパワーを誇るパナメーラターボSE-ハイブリッドがトップモデルとして君臨している。

パナメーラの充実した標準装備

パナメーラ10イヤーエディションモデルには、以下のような多数の快適および安全装備が標準装備になる。

■PDLS Plusを含むLEDマトリックスヘッドライト

■レーンチェンジアシスト

■レーンキープアシスト

■サラウンドビュー付きパークアシスト

■パノラミックルーフシステム

■プライバシーガラス

■14wayコンフォートシート(ヘッドレストのポルシェクレストとヒーター付)

■ソフトクローズドア

■BOSEサラウンドサウンドシステム

ハイブリッドモデルには大容量のオンボードチャージャーが付属

出力243kW(330PS)の2.9リッターツインターボエンジンを搭載するパナメーラ4 10イヤーエディションは、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブ3チャンバーエアサスペンションやパワーステアリングプラスが標準装備となった。ハイブリッドモデルには、標準の3.6kWの代わりに、7.2kWの充電容量を備えたオンボードチャージャーが付属している。

© 株式会社MOTA