畑のワナにツキノワグマ 嫌がるスプレー掛け、丹沢に放す

捕獲されたツキノワグマ(県自然環境保全課提供)

 県は7日、伊勢原市子易の畑に仕掛けたわなに、県の絶滅危惧種に指定されているツキノワグマ1頭がかかった、と発表した。クマが嫌がるスプレーを吹き掛け、人間に近づかないよう学習させた上で丹沢山中に放った。

 県湘南地域県政総合センターによると、7日午前6時ごろ、わなにかかった体長136センチ、体重92キロのオスを発見、市に連絡した。同市子易の住宅近くで9月中旬から、カキやクリを食べた痕跡が確認されていた。

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