環境省、水路利用料2億円支払い

福島施設、検査院「不要」指摘へ

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福島県飯舘村の蕨平地区に建てられた仮設焼却施設=3日

 東京電力福島第1原発事故で生じた汚染廃棄物を燃やす福島県飯舘村の仮設焼却施設に絡み、環境省が農業用水路の利用料として、地元農家らでつくる水利組合に3年5カ月にわたり計約2億円を支払っていたことが7日、関係者への取材で分かった。会計検査院は、不要な支出だったと指摘する方針。

 施設は15年11月から稼働し、放射性物質の付いた汚泥や稲わらを処理している。

 環境省は焼却炉の冷却水として近くの川の水を使うため、水利組合から川の水利権を取得。組合が管理する農業用水路を経由して施設に川の水を引いた。その上で今年3月まで、用水路利用料として毎月489万円を支払っていた。