時間外を月45時間以下 教員の多忙化解消へ県教委が年内に新指針

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 教員の多忙化解消に向け、群馬県教委は勤務時間の上限に関する新たなガイドライン(指針)を年内に策定する。時間外勤務を月45時間以下とすることが柱。業務の改善や効率化に加え、教育活動の充実を図る内容を盛り込む。市町村教委と足並みをそろえ、来年4月から実施する。

 勤務時間は部活を含めた在校時間のほか、校外研修や児童生徒の引率にかかる時間も対象になる。「月45時間以下」の基準は、文部科学省が今年1月に示した指針に準じている。

 県教委の指針は、高校や特別支援学校といった県立学校の教員が対象。市町村教委も同様の指針を策定し、小中学校などの教員に適用する方向。

 県教委は会議の削減や部活休養日の設定、教員をサポートする人員配置などを進めている。教員の長時間勤務は徐々に改善しているが、昨年度の抽出調査では「過労死ライン」とされる月80時間超の時間外勤務をする教員は、小学校で6%、中学校で33%、高校で14%該当した。個々の学校によって改善の度合いに差があることも明らかになった。

 県教委が設置した「多忙化解消に向けた協議会」は今年1月、まずは時間外労働を月80時間以下とするよう早急な取り組みを提言。新たに設ける指針は、働き方改革をさらに進める形になる。県教委は「勤務時間を短くするだけでなく、子どもと向き合う時間をしっかりつくる。群馬の教育を充実させたい」としている。