【NLDS】カージナルスがサヨナラ勝ち 決着は第5戦へ

【ブレーブス4-5xカージナルス(延長10回)】@ブッシュ・スタジアム

第3戦で手痛い逆転負けを喫し、後のない状況に追い込まれたカージナルスは、3対4と1点ビハインドで迎えた8回裏にヤディアー・モリーナが執念の同点タイムリーを放ち、試合は延長戦に突入。延長10回表を8番手のマイルズ・マイコラスが無失点に抑えると、その裏に一死一・三塁のチャンスを作り、モリーナが今度はレフトへの犠牲フライを放って劇的なサヨナラ勝ちとなった。守備のミスもあり、苦しい試合となったカージナルスだが、執念で延長戦を制し、対戦成績は2勝2敗のタイに。マイコラスが勝利投手(1勝0敗)、ブレーブス7番手のフリオ・テーランが敗戦投手(0勝1敗)となった。

初回にポール・ゴールドシュミットとマーセル・オズーナの二者連続アーチで2点を先制したカージナルスは、先発のダコタ・ハドソンが3回表にオジー・アルビーズの犠牲フライで1点を失ったものの、4回裏にオズーナが2打席連発となるソロ本塁打を放ち、2点をリード。しかし、ハドソンが5回表に捕まり、三塁マット・カーペンターのタイムリーエラーで1点差に詰め寄られると、アルビーズに2ランを浴び、逆転を許した。その後、6回表と7回表に満塁のピンチをなんとか凌ぎ、8回裏にモリーナが同点タイムリー。9回表を7番手のカルロス・マルティネスが無失点で切り抜けたあと、9回裏一死二塁のチャンスを生かすことはできなかったが、延長10回裏のチャンスにモリーナがしっかり犠牲フライを打ち上げ、三塁走者のコルテン・ウォンがサヨナラのホームを踏んだ。舞台を再びブレーブスの本拠地サントラスト・パークに移す第5戦は、リーグ優勝決定シリーズ進出をかけた死闘が繰り広げられることになりそうだ。

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