人吉球磨の伝統工芸を発信する人吉市赤池原町の「人吉クラフトパーク石野公園」で5日、開園30周年を記念した「石野公園まつり」が始まった。6日まで。同公園で実演・出品する職人らでつくる人吉クラフトパーク企画委員会主催。
木製品の手作り体験コーナーでは、子どもたちがキーホルダーやおもちゃの車作りに挑戦。丸い木板に名前を彫ったり、模様を描いたりし、完成すると「できた」と喜んでいた。母親と参加した人吉市下林町の淵上晴貴ちゃん(5)は「金づちでたたくのが面白かった」と話した。
地元飲食店の自慢のメニューが味わえる「ひとよし・うまかもん市」や、手作りのアクセサリーや雑貨などが並ぶハンドメードマーケットなどもにぎわった。
同公園は1989年10月、市が総事業費約20億円をかけて開設。園内には8月、道の駅「人吉」もオープンした。(吉田紳一)
熊本日日新聞 2019年10月6日掲載